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〈日産エクストレイル〉改良で成熟度を高めたオールラウンドタフギア【ひと目でわかる最新SUVの魅力】


月間登録台数:3799台(18年9月~19年2月平均値)


現行型発表:13年12月(一部仕様向上 19年1月)


JC08モード燃費:20.8km/ℓ ※「ハイブリッド」のFF車




レポート●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)


フォト●中野幸次(NAKANO Koji)/平野 陽(HIRANO Akio)


モデル●森脇亜紗紀(MORIWAKI Akisa)

全幅1830㎜ 全高1730㎜ ミラー・トゥ・ミラー2060㎜
開口高700㎜


全長4705㎜ 最小回転半径5.6m

■主要諸元 AUTECH ハイブリッド i Package


全長×全幅×全高(㎜):4705×1830×1730


室内長×室内幅×室内高(㎜):2005×1535×1220


ホイールベース(㎜):2705


トレッド(㎜) 前/後:1585/1585


最低地上高(㎜):200


車両重量(㎏):1650


エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター


総排気量(㏄):1997


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):108[147]/6000


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):207[21.1]/4400


モーター最高出力(k W[㎰]):30[41]


モーター最大トルク(Nm[㎏m]):160[16.3]


燃料タンク容量(ℓ):60(レギュラー)


トランスミッション形式:CVT


駆動方式:4WD


タイヤ・サイズ:225/55R19


最小回転半径(m):5.6


JC08モード燃費(㎞/ℓ):―


車両本体価格:380万4840円

乗降性

前席:助手席シート高675㎜ ステップ高420㎜
後席:シート高725㎜ ステップ高445㎜


SUVらしい高めのライドポジションのため、シートの高さに合わせて腰をひょいと上げて乗り込むイメージ。乗り降りの際に脚がサイドシルに触れやすい面もあるが、SUVとしては乗降性は悪くない。

撮影車である「AUTECH」系は、前後バンパーや19インチアルミホイールなどの専用エクステリアを装備。写真のボディカラー、カスピアンブルーも専用色で、ホイールアーチなども塗装されるフルカラード仕様となる。

先進安全装備

フロント単眼カメラで前方車両や歩行者を検知するインテリジェントエマージェンシーブレーキを採用。高速走行時にアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をサポートするプロパイロットもグレード別に設定する。

ボディカラー

インパネ

インテリアにも曲線的なデザインを採用し、多機能な5インチカラーディスプレイ付きファインビジョンメーターを備えるなど、先進的なユーティリティも実現。「AUTECH」系はブルーのアクセントカラーが入った本革巻きステアリングやブルーステッチ入りレザー調インパネなど、専用インテリアが採用されている。

居住性

後席:後席のスペースは膝前が約230㎜、頭上が約130㎜とかなり広い。一部グレードにはリクライニング機構も備わり、快適性が増す。撮影車は2列だが、ガソリン車には3列シートを備えた7人乗りの設定もある。
前席:「AUTECH」系は刺繍が入った専用のブラックレザーシートを標準装備。標準車には防水シートが採用されている。ラチェット式の運転席シートリフターは全車に標準装備されるが、電動調整機能は全車とも非採用。


ラゲッジルーム

通常時:奥行き840㎜

後席格納時:奥行き1770㎜ 幅1100㎜ 高さ745㎜

荷室は2列シート車か3列シート車か、ガソリン車かハイブリッド車かで内容が異なる。撮影車は2列シートのハイブリッド車で、6対4分割可倒式の後席を装備。3列シート車と一部の2列シート車にはスライドとリクライニングが可能な4対2対4分割可倒式2列目シートが備わる。

うれしい装備

撮影車はメーカーオプションのパノラミックガラスルーフを装備。電動チルト&スライド機能付きで、電動のシェードを開くだけでも室内の開放感が高まる。

ハイブリッド車及び3列シート車の荷室には、小物入れとして活用できるラゲッジアンダーボックスを標準装備。汚れた荷物や傘などの収納としても便利。

追従機能とステアリング制御で高速走行をサポートするプロパイロットを採用。ステアリングに操作スイッチを備える。

4WD車には4WDモード切り替えスイッチを装備。LOCK、AUTO、2WDの各モードを任意に選択できる。

「AUTECH」系は前席と2列目左右席のクイックコンフォートシートヒーターを標準装備。2段階の温度調整が可能。

前席カップホルダーには送風口が備わり、保温保冷機能が装備されている。中央の間仕切りを取ることも可能。

自動ステアリング制御で車庫入れや縦列駐車をサポートするパーキングアシストをメーカーオプションとして設定。

車両後方の映像を表示するインテリジェントルームミラーをグレード別に設定。夜間でもクリアな後方視界を確保できる。

トルクフルかつ燃費を追求した2.0ℓエンジン

ガソリン車、ハイブリッド車ともに2.0ℓの直噴エンジンを搭載。ハイブリッド車には最高出力41psのモーターが追加され、発進時にはモーターのみで走行可能なほか、加速時にはエンジンをアシスト。減速時には回生ブレーキを効かせることで効率的に発電を行ない、燃費を改善する。

踏み間違い衝突防止アシストが進化

2019年1月の一部仕様向上で、踏み間違い衝突防止アシスト機能に「前進時歩行者検知機能」を追加。また、一部オプションとなっていたハイビームアシストや日産オリジナルナビ取り付けパッケージを全車標準装備とした。

バイヤーズガイド

20S

20Xi

ハイブリッドX

ハイブリッドはどうしてもブレーキフィールが気になるのでガソリンを選ぶ。むろん本命の4WD。できれば3列シートの「i Package」付きが欲しいのだが、設定がないので相当する装備をオプションで組み合わせる。そして、せっかくこれから買うなら「AUTECH」がかなり気になる。割高に感じる価格も装備を考えると高いわけではない。

パワートレーンはガソリンエンジンとハイブリッドの2種類。2列シート車が基本で、一部に3列シート車も設定する。表中のグレード以外にもNISMOのパッケージ仕様車、「エクストリーマーX」などもラインナップ。


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