約120台のヘリテージカーと新車、関連商品が集う展示会「オートモビルカウンシル」が、4月5日から7日まで千葉県の幕張メッセで開催。トヨタは「Neo Classic 80's」をテーマに、トヨタ博物館が所蔵する1980年代の名車、二代目ソアラ(MZ20)と五代目マークX(GX71)、そして3代目(A70。日本では初代)および新型5代目(A90。同三代目)スープラを展示した。
PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
80年代は、クルマがステータスシンボルであると同時に、男性が女性をドライブデートに誘うのに必須のアイテムだった最後の時代。86年にデビューした二代目ソアラは、そんなデートカーの最右翼だった。
そして70と90の新旧スープラだが、その狭間にある80の中期型ターボを中古で購入した経験のある筆者には、グランドツーリングカーからピュアスポーツカーへと変化しその純度を高めていったその過程が、これら三世代のスープラから直感的に見て取れる。
新型の予約受注は好調に推移しているというが、そんな歴史を持つスープラだけに、モデルライフを通じて高い人気を維持しつつ、80年代的なユルさと贅沢さを味わえるモデルが追加されることを願わずにはいられない。