ディーラーやカー用品店、整備工場、鈑金塗装工場、ディテーリングショップなどが取り扱う部品・ツール・サービス類の展示会「第17回国際オートアフターマーケットEXPO2019」が3月13~15日に東京ビッグサイトで開催。そのなかから、大手部品・材料メーカーのアフターマーケットにおける取り組みや、一般ユーザーがクルマのメンテナンスを受ける際に役立つアイテムをピックアップする。
PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
市光工業のアフターマーケット部門子会社であるPIAAは、市光工業の親会社となっている大手総合サプライヤー・仏ヴァレオのアフターマーケット部門・ヴァレオサービスの日本拠点として、ヴァレオ製品の販売とPIAA独自製品の製造・販売を担っている。
今回のIAAEには、PIAAブランドからはLEDバルブをはじめとしたランプ類やエンジンオイルフィルター、エアコンフィルター、クーラーボックスなどを出品。
そして、ヴァレオのアフターマーケット向け製品を一斉に披露し、交換用ヘッドランプからスターター、オルターネーター、エアコンシステムに国産商用車用クラッチまで、幅広くラインアップしていることを訴求していた。
その中でとりわけ目立っていたのが、現行ミニおよびアウディA3用のヘッドランプユニット。これらはOEM製品と同じラインで製造されており、「自動車メーカーのロゴが入っていないこと以外はOEM製品と基本的に同じ」(同社説明員)だという。
そして、もう一つ注目したいのが、アフターマーケット専用に展開している国産商用車用クラッチ。元来ヴァレオは1923年の創業当時より摩擦材の生産を手掛けており、クラッチのフェイシングで世界第一位のシェアを誇るエキスパートだ。その約一世紀にもわたる歴史に裏打ちされた、高い耐久性と静粛性、扱いやすさを強くアピールしていた。