国産SUVにおいても輸入SUVにおいても、人気の中心となっているミドルサイズ勢。SUVらしい押し出し感とスタイリッシュさを兼ね備え、かつ日本で持て余さない適度なサイズ、そして価格もそこそこ……。そんなミドルサイズSUV市場をけん引してきたアウディQ5とBMW X3のサイズを比較してみた。
今回比較したグレードは、アウディQ5が「Q5 40 TDI quattro(636万円)」BMW X3が「X3 xDrive20d(682万円)」。いずれもディーゼルエンジンを搭載する中で、最もベーシックなグレードとなる。
アウディQ5 全長×全幅×全高:4680×1900×1665mm ホイールベース:2825mm
BMW X3 全長×全幅×全高:4720×1890×1675mm ホイールベース:2865mm
全幅と全高は10mm差とわずかだが、全長はBMW X3が40mm長い。また、ホイールベースも全長と同じく40mm差となっており、BMW X3が居住スペースの確保を重視していることが分かる。
なお、両車が搭載するエンジンは最高出力190ps、最大トルク400Nmと同数値の2.0ℓクリーンディーゼルエンジン。このエンジンを縦置きに搭載し、駆動方式がAWDということも同じだ。
アウディQ5 全幅:1900mm トレッド:フロント1620/リヤ1610mm
BMW X3 全幅:1890mm トレッド:フロント1620/リヤ1635mm
アウディQ5の全幅が10mm広いものの、その差はわずか。なお、スポーツグレードとなるSQ5の全幅はQ5と同じ1900mmだが、X3のスポーツグレードであるM40dはプラス5mmとなる1895mm。
アウディQ5 最小回転半径:5.5m
BMW X3 最小回転半径:5.7m
最小回転半径は、0.2m差でアウディQ5が有利。両車とも、グレードに関わらず同じ数値となる。いずれにしろ、取り回しについては極端に悪いことはなく、持て余すことはなさそうだ。
なお、アウディQ5に装備されるタイヤサイズは235/60R18、BMW X3は225/60R18。グレードによって、前車は20インチまで、後者は21インチまでのタイヤが装備される。
アウディQ5 荷室容量:550~1550ℓ
BMW X3 荷室容量:550~1600ℓ
後席を使用している状態での容量は、両車で同じ550ℓ。格納した場合は50ℓの差が発生するものの、その差は大きくない。また、後席を分割して格納できる点も同じで、さすがライバル同士という印象だ。