
メルセデス・ベンツは、新型GLCの発表からわずか数週間後というタイミングで新型「GLCクーペ」を発表した。ダイナミックなエクステリアに優雅なクーペスタイルを組み合わせたエクステリアは、見る者を圧倒するデザインである。
SUVとクーペを組み合わせた“クロスオーバーモデル”

新型GLCクーペは、フェイスリフトであるが大規模な刷新を行い、Aクラスで話題となったMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー・エクスペリエンス)を装備するとともに、Sクラス譲りの最新の安全運転支援システムを搭載する。

しかし、新型GLCクーペの魅力は、なんといっても美しさを凝縮させたかのようなボディスタイルにある。
メルセデス・ベンツの新世代デザインである“センシュアル・ピュアリティ2.0”を新たに採用し、ヘビーデューティなSUVの雰囲気と流麗なクーペを組み合わせた新世代のクロスオーバーモデルとして登場。
なだらかに傾斜するルーフラインと、スポーツモデルを彷彿とさせる精悍なフロントフェイスのマッチングがエクステリアデザインの大きなポイントとなっている。
フロントフェイスの造形は、この新型GLCクーペで初採用されたもので、ダイヤモンドグリルには独特のパターンを持つシングルプレートを組み合わせている。ヘッドライトには新意匠のLEDを装備するほか、バンパー形状は左右にエアインテークを備えるほか、センター部にはアルミ製のアンダーカバーを組み合わせている。

インテリアは、最新のメルセデス・ベンツデザインを採用している。新型Cクラス同様、12.3インチのメーターパネルを装備するが、センターバネルのインフォテインメントシステムの高精細液晶は、グレードによって7インチと10.25インチとなる模様だ。

エンジンは、1.5ℓ 直4ターボにBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)組み合わせたガソリンのほか、2020年に欧州で施行されるEuro-6d規格を満たす新開発ディーゼルのOM654を搭載する。
このところ、続々とニューモデルを発表するメルセデス・ベンツであるが、新型GLCとともに新型GLCクーペの一日も早い上陸にも期待したいところだ。
