幅広いラインナップを誇るケンウッドドライブレコーダーシリーズの最新モデル。取り付けしやすい小型ボディに必要十分な機能を備え、誰にでもオススメできる1台に仕上げられている。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
問い合わせ:JVCケンウッド
電話:0120-2727-87
ケンウッド DRV-340……オープン価格
手のひらに納まるほどの小型ボディ(62×51×37mm)に新形状のブラケットを組み合わせることによって、場所を取らないうえにガラスへの映り込みを低減した設置が行える。
シリーズ内ではスタンダードモデルに位置づけられるが、本体にGPS、Gセンサーを搭載しており、映像とともに位置情報や車両の動きも記録が可能。Gセンサーが急ブレーキ、急ハンドルなどを検知すると、その前後の映像は上書きを禁止する録画専用フォルダに自動的に記録される。
バッテリーを本体に内蔵しているため駐車監視録画も可能。エンジンを切っていても車体に衝撃が加わったり、周囲の動体を検知すると自動的に録画が始まる。作動時間の目安は約25分だが別売のケーブルを接続すると最長24時間の利用が可能だ。
1/2.7型CMOSセンサーを備え、フルHD画質(1920×1080)による映像記録が可能。さらに夜間や逆光時に明暗差を自動補正してくれるHDR機能によって白飛びや黒つぶれも抑える。
上の画像は記録映像から切り出したものだが、フルHDモデルとしては最高レベルの画質と言っていいもの。すみずみまで鮮明で、すぐ前を走行するクルマのナンバープレートもしっかりと読み取れる。しかもこの印象は夜間でも変わることがないうえ、ヘッドライトが当たらない路肩の状況までわかるほど高感度。ドライブレコーダーを作り慣れたケンウッドだけに信頼のおける映像クオリティだ。
各種の機能設定は背面の2型ディスプレイと右側面に4つ並んだファンクションキーで行えるが、操作がとてもわかりやすく初心者でも説明書を見ることなく扱えるほど。特に画面の右端にキーの役割を示すアイコンが常時表示されるのは親切だ。
記録映像の再生は背面ディスプレイやパソコンで行える。パソコンの場合には専用ビュアーソフト・KENWOOD ROUTE WATCHERⅡ(無料/Windows用、Mac用)を利用でき、映像とともに記録された場所の地図やGセンサーの情報を表示。カレンダーからファイル検索ができるなど操作性にも優れている。
■使ってわかった3つのポイント
・場所を取らず設置が簡単
・クラストップレベルの高画質さ
・標準搭載の駐車監視機能が頼もしい
■GPS:搭載
■Gセンサー:搭載
■ディスプレイサイズ:2型
■最大記録解像度:1920×1080(フルHD)
■最大記録画角:水平約100°/垂直約52°/対角約111°