近年のSUV熱の高まりとともに、ポルシェ随一の人気モデルとなったカイエンとマカン。3世代目へフルモデルチェンジを遂げ、昨年末に日本へ導入されたカイエンに続き、マイナーチェンジを実施したマカンも2019年内に日本へ上陸する予定だ。サイズ的にはカイエンが兄貴分ではあるが、実際のところ、両者の間にはどれくらいの違いがあるのだろうか。
カイエンのライバルとして挙げられるのは、メルセデス・ベンツならGLEクラス、BMWならX5やX6、アウディならQ8といった、各社のハイエンドモデル達。一方のマカンのライバルは、メルセデス・ベンツGLC、BMW X3やX4、アウディQ5などのミドルレンジ。
では、カイエンとマカンでは、どのくらいサイズが違うのだろうか? 具体的に見ていこう。なお、スペックはいずれもモデルチェンジ後のベースモデルのものとなる。
ポルシェ・マカン 全長×全幅×全高:4696×1923×1624mm ホイールベース:2807mm
ポルシェ・カイエン 全長×全幅×全高:4918×1983×1696mm ホイールベース:2895mm
両者の全長は大きく異なっており、その差は222mm。真横から見ると、カイエンの伸びやかなフォルムが際立って感じられるだろう。
また、ホイールベースの差は88mmで、後席居住空間の広さも大きく異なっている。
ポルシェ・マカン 全幅:1923mm トレッド:フロント1655/リヤ1651mm
ポルシェ・カイエン 全幅:1983mm トレッド:フロント1680/リヤ1673mm
全幅は60mmの差となっており、運転している際の車幅感覚は両者で大きく異なる。ただ、いずれにしてもワイドであることに違いはないので、車庫入れにはある程度の慣れが必要になるだろう。
ポルシェ・マカン 最小回転半径:5.98m
ポルシェ・カイエン 最小回転半径:6.05m
最小回転半径には、大きな差はない。とはいえ、いずれも6m前後なのに加えてサイズも大きいので、駐車場によっては何度もステアリングを切り返す必要があるかもしれない。
ポルシェ・マカン 荷室容量:500~1500ℓ
ポルシェ・カイエン 荷室容量:770~1710ℓ
当然の結果ながら、サイズが大きいだけあってカイエンは後席使用時でも770ℓという広大な荷室を有する。270ℓ差とはいえマカンの荷室も十分に広く、後席を格納することで1500ℓにまで拡大可能。