SHOEI(ショウエイ)は、ツーリング向けフルフェイスヘルメット「GT-Air」の進化版「GT-AirⅡ」を4月に発売する。価格は5万1000円(税抜)。
SHOEI GT-AirⅡ……5万1000円〜
進化したエアロフォルム
GT-Airは、空力を考慮したデザインの採用のほか、インナーサンバイザーを装備するなど、快適性や利便性を追求したモデル。新型となるGT-AirⅡは、モデルの象徴とも言えるデザインをさらに進化させ、ツーリングなどでの利便性もさらに向上させている。
デザインについては、前モデルの側頭部の形状を受け継ぎつつも、GT-AirⅡではよりエッジを効かせたアグレッシブなフォルムを採用。ベンチレーションパーツと一体となり、洗練されたデザインが際立っている。
カラーについては、ルミナスホワイト、ブラック、マットブラック、マットディープグレー、アンスラサイトメタリック、マットブルーメタリックの計6色を用意。サイズはS(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63)の5サイズの用意があり、老若男女問わずあらゆるライダーにフィットするだろう。
SENA製の専用インカム「SRL2」を装着可能
GT-AirⅡの最大のトピックと言えるのが、専用インカムを取り付けられる点だ。帽体の左下にマウントが設けられていて、SENA製の専用インカム「SRL2」が装着可能。専用設計とあって装着はスムーズで、あたかも帽体と一体化しているかのようにコンパクト。“出っ張り”がない分空力的にも有利で、損傷も防げそうである。
インナーサンバイザーがより使いやすく
GT-AirⅡは、機能性も従来よりも進化した。まずはインナーサンバイザーのサイズが拡大。従来よりも長さを5mm拡大しており、サンバイザーの下端やアイポートの隙間からの日光の侵入を軽減。また、サンバイザーと鼻との干渉を防ぐため、サンバイザーの鼻の部分は従来よりも5mm短縮。インナーサンバイザーの使い勝手がより向上した。
ライダーに優しい内装
そして内装にもひと工夫が。GT-AirⅡの内装素材には、汗をかきやすい頬や顎の部分には「HYGRA」素材を採用。吸湿速乾性に優れた素材で、汗によるベタつきを防止。また、被り口に近い部分には、ヘルメット着脱時に肌とのこすれを和らげる起毛生地を採用。ライダーに優しい設計がありがたい。
洗練されたデザインに加えて、仲間とのツーリングにはマストアイテムとなったインカムが専用設計になるなど、先進性もプラスしたGT-AirⅡは、ツーリング用ヘルメットのあらたなベンチマークとなるだろう。