RVRが10年ぶりにフルモデルチェンジを果たす。3月5日(火)に開幕するジュネーブ・モーターショーにて、2020年モデルのRVR(欧州名:ASX)がベールを脱ぐのだ。エクリプスクロスにも通じるスポーティでアグレッシブなエクステリアをまとい、三菱の新しいSUV像を確固たるものにする意欲作だ。
三菱自動車は、3月5日(火)から 17日(日)まで開催されるスイスはジュネーブで開催されル「第89回ジュネーブ国際モーターショー」ニ、コンパクトSUVノ『ASX(日本名:RVR)』の 2020 年モデルをワールドプレミアすることをアナウンスした。
『ASX』は2009年の発売以来、北米、欧州、豪州、中国など約 90カ国で累計約132 万台を販売しており、現在の三菱自動車において3番目に販売台数の多い世界戦略車だ。 今回の改良では、三菱のブランドメッセージである「Drive your Ambition」を具現化するデザインフィロソフィ「Robust &Ingenious」に基づき、エクステリアデザインを大幅に刷新している。
パワートレーンとしては、今回新た欧州向けとして、2.0LのMIVEC SOHC16バルブエンジ ンを搭載し、5速MTもしくは6速スポーツモード付CVTを組み合わせ、2WDと4WDをラインナップすることが明らかにされている 。
【主な変更点】
1.大幅なデザイン変更
●コンセプト
デザインコンセプトは “Impact and Impulse”である。 三菱自動車らしいタフさに加え、洗練された独創的なデザインにより強いインパクトを与え、新しい何かにチャレンジしたいドライバーの衝動を掻き立てるデザインを実現。
●フロントビュー
「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを進化させ、左右から中央に 向かって包み込むバンパーのプロテクト形状とフロントグリル部を水平・垂直基調の スクエアなラインで構成し、バンパー下部をスキッドプレート形状とすることで力強さと堅牢さを表現。また、フードに厚みを持たせたことにより存在感を高めたフロントフェイスとしている。 LEDを多用したフロントランプデザインでは、ターンランプとフォグランプをバンパーサイドに配置した、特徴的なランプレイアウトにより、三菱らしい独自性を演出する。
●リヤビュー
リヤコンビランプ(ターンランプ以外)を LED とし、車幅いっぱいに広がる水平基調の特徴的でシャープなテールランプとすることでワイド感を演出。また、 バンパー下部をスキッドプレート形状として力強さを強化した。
●カラー
鮮やかさと深い輝きを併せ持つレッドダイヤモンド、スポーティでエネルギッシュなサンシャインオレンジ、また上質でシックな印象のオークブラウンを新たに採用。
2.スマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]の改良
●ディスプレイサイズを7inchから8inchに拡大。また、USB メモリーに保存されている動画をSDA 画面上で視聴できるようになった。
●上級グレードには Tom Tom*5 のナビゲーションシステムを採用。スマートフォンを介してインターネットに接続することで、リアルタイム交通情報を利用することが可能。
●車速、オドメーター、各種警告灯などの車両情報を活用したアプリを提供することができるようになる。これにより将来的には、例えば燃料の残量に応じた最適なガソリンスタンドのナビゲーション、最適なメンテナンスの提案などが可能となる。 これらの車両情報を活用したアプリケーションは、随時配信していく予定だ。