日本のナンバープレートを、欧州規格の寸法にあてはめてみた。果たしてどんな雰囲気になるか。
日本のナンバープレートは、欧州のそれに比べて幅が狭くて高さがかさむ。数値としては日本の330×165mmに対して欧州が520×110mm、面積は意外や欧州のほうが広かった。日本車だとそれが備わることを前提として設計されているので問題ないのだが、輸入車だと少々おかしな付き方になってしまうことも少なくない。
ということで、欧州規格寸法にするとどうなるのかを検討してみた。
案外きれいに収まるものである。むしろ地名と分類番号の左右にスペースが稼げるだけに、さらなる文字数/ケタ数が期待できそうなくらいだ。もしかすると封緘の位置で文字の置き方がおかしくなるかな——と心配したがご覧のように杞憂に終わった。非常に自然な出来である。
となると、実際にクルマに付けるとどうなるのかが気になってくる。
どのクルマも、日本のナンバープレートのはずなのに全然イメージが違う。
じつは、ずいぶん昔にこの寸法と位置で自作したことがある。ぴったりフロントバンパーに収まり、出っ歯みたいな印象が払拭できたのが非常によろしかった。日本のナンバープレートに収められている文字類は好きなので、その意味では世界で最高の標識だったのだ。問題がないのならこの規格でも取得できるように法制が変わってくれないだろうか。
トヨタの新型スープラ、日本のナンバープレートを付けるとどうなる?