ルノーは、1月24日、会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告が退任し、後任の会長にミシュランのジャンドミニク・スナールCEOが就任する新体制を発表した。またゴーン被告が会長職とCEOを兼任し、権力が集中した経緯から、会長とCEOをわけることになった。CEOは、ゴーン被告が逮捕後に暫定トップを務めてきたティエリー・ボロレ副CEOがCEOに昇格する。
今回の人事で、ゴーン被告はルノーの会長・CEO職でなくなったが、日産、三菱両社と違って「解任」ではなく、あくまでも「退任」である。また、ゴーン被告は6月のルノーの株主総会までは取締役に留まる。