1月23日、都内のカフェでタイのオートバイメーカーであるGPXの日本総代理店を務めるGPXジャパンが、日本における輸入販売開始発表会を開催した。
REPORT●伊藤英里(ITO Eri)
200ccのスポーツ車、格安36万円で日本上陸! タイのバイクメーカーGPXが販売スタート
GPXは、もともとはバギーやオフロードバイクの製造を行っていたが、2015年ごろからバイクのラインアップを拡充してきた。現在はタイ国内において、販売台数はホンダ、ヤマハに次いで第3位につけており、2018年12月10日に閉幕したタイの国際的なモーターショー、MOTOR EXPO2018でも、会場での販売台数は6位であった。
これまで、東南アジアを中心に販路を拡大してきたGPX。そんなタイのバイクメーカーが、日本の二輪市場へ参入する。2018年10月には日本の総代理店、GPXジャパンを設立。2019年より正式に、日本での輸入販売がスタートする。
発表会当日、会場にはGPXジャパン代表取締役の月木博康氏と月木康人氏、後援するタイ国大使館の商務参事官事務所の商務行使、ナッティア・スティンダー氏やGPXタイランドのゼネラルマネージャー、アピチャート・ナックノウ・バティム氏、日本の各ディーラーが出席した。
GPXジャパンの月木博康氏は、「今、バイクに乗っていない人に乗ってもらいたい。それがGPXのバイクのねらいです。この3モデルで、我々の思いをぶつけたいと思います」と、あいさつのなかで熱意を語った。
また、GPXジャパンの月木康人氏は同社が掲げる“3つの思い”について「ひとつは、新たなユーザーに向けて、ということです。バイクを特別な乗り物としてではなく、バイクに乗ったことがない人にとっても、気軽な日常の足として選んでもらいたいと思います」と説明する。
「もうひとつは、バイクが好きなユーザーが、自在にカスタムできるベースのバイク、セカンドバイクとして。そして最後に、シニアライダーが長く乗り続けられる一台になってくれればと思います。重いバイクはきつい、速いバイクはもういいけれど、バイクには乗っていたいという歳を重ねたライダーもいます。GPXは、そんなライダーに受け入れられるのではないかと思います」
GPXジャパンが輸入販売をスタートさせるのは、レトロスタイルのレジェンド150S、ネオクラシックのスタイリングを持つジェントルマン200、スポーツモデルのデーモン150GRの3モデル。すべてのモデルやユニットはタイのGPXの工場で生産、研究、開発される。
発表会当日、各モデルは会場外に展示されており、偶然通りすがった人のなかには興味を引かれている人もいた。発表会は終始賑わいを見せ、GPXのバイクへの期待を感じさせるものとなった。