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イマドキの若者は”クルマ離れ”なんてしていない! 20代特派員がオートサロン2019をレポート


はじめまして! クルマ好きな若者による次世代カーメディア「Next Car Generation( 以下:NCG)」です。私たちは「クルマ離れなんて言わせない!」をテーマに、クルマの楽しさを若者目線で同世代に伝える活動をしています。今回、NCGの顧問であるモータージャーナリストの太田哲也さんのオートサロン2019取材に同行し、NCG的に気になるクルマやモノを取材。その模様をレポ―トします。

 2019年のオートサロンは、スポーツカー以外にも、いま流行りのSUV・クロスオーバー系(スズキ・ジムニーやトヨタC-HRなど)を始め、多くのバリエーションの車両が展示されていて、色々な角度からクルマを楽しめる1日でした!(キャンギャルのお姉さん達もキレイで、クルマとお姉さん、どちらにピントを合わせたら良いのか迷ってしまうこともしばしば……)。




 今回、沢山のクルマ好きの方たちの熱い気持ちが詰まったオートサロンに間近で触れることができて、さらにクルマへの愛が深まったと同時に、自分たちもいつか、このようなステキな場でクルマへの愛を表現してみたいな!と強く感じました。




 それでは会場で特に気になった展示をピックアップしてレポートしましょう!

カッコイイ!しか言葉がない。 ワイドボディのランチア・デルタ!【畑野自動車×SANO DESIGN】

TEXT●大塚貴裕 PHOTO●Next Car Generarion

NCGメンバーの大塚貴裕さん。(株)TEZZOの販売スタッフを務める26歳

 こんにちは! NCGメンバーの大塚です。普段は、(株)TEZZOで、欧州車のカスタマイズパーツの販売をしています。子供の頃からスーパーカー世代の父の影響でクルマが大好きでした。同世代の20代にクルマ好きを増やしたいと思います! 愛車はアルファロメオ156です。




 さて、今回は、会場でひと際目を惹いたチューニングカーをレポートします。”ランチア・デルタ・フェニーチェ105”です。ランチア・デルタ・インテグラーレ エヴォルツィオーネⅡをベースに作られたこのチューニングカー。2018年のオートサロン ドレスアップカー部門にて最優秀賞を受賞したボディワークメーカー「SANO DESIGN」が設計し、ランチア・デルタに精通するメンテナンスファクトリー「畑野自動車」が製作を手掛けた1台です。



 デザインに徹底的にこだわり、今回のオートサロンは開催日前にギリギリで完成したとのこと。




 パワーはなんと600psのモンスターマシン! そおパワーを生かすために、足まわりやロールバーなども専用で開発されています。また、車名の由来にもなっている、幅105mmに拡大されたオーバーフェンダー。クルマ好きが涎をたらしそうな、迫力・戦闘力のあるデザイン。各所に散りばめられた空力デバイスやエアロパーツ。ああもう書き足りない!! つまりは単純に、カッコよすぎます。ずっと見ていられます。




「”宇宙一壊れるではなく、宇宙一愛されるデルタ”を目指す」というコンセプトで作られた今回のランチア・デルタ。デルタ好きが作った最強のランチア・デルタだと思いました。





 メーター類は、モーテック最新の液晶モニターに換装し、オリジナル・デルタのデザインがデジタルで再現されています。




 このデルタは、今年富士スピードウェイでのシェイクダウン、レース参戦を行うとのこと。「ランチア・デルタ・フェニーチェ105」が富士のストレートを駆ける姿を早く見てみたい!



旧いのに新しい!? フルカーボンのナロー」ポルシェ!

TEXT●遠藤亜々瑠 PHOTO●Next Car Generarion

「TEZZO BASE Race&Service」でメカニックを務める遠藤亜々瑠さんは国家一級自動車整備士をもつ25歳

 こんにちは! NCGメンバーの遠藤です。小さなころからレースが好きで、3歳の頃には赤いポルシェが愛車でした(幼児用の足漕ぎ車で、愛称はポルポル)。実はNCGの顧問である太田哲也さんとは、このポルポルを通じて縁があります。




 1998年に富士スピードウェイで行なわれたGT選手権がTV放映された際、太田顧問がフェラーリF355のオンボード映像と共にコース紹介を行なったのですが、その直後、CM前のアイキャッチで幼い私がポルポルでスピンターンを決める映像が流れるというコラボレーションが! このとき初共演(?)しました。今回は、太田顧問に同行し、東京オートサロン2019に行ってまいりました。

 私が特に気になった車両はこちら。企業ブースが並んでいるところとは離れた場所に展示されていました。真っ黒な空冷ポルシェかと思い近づいてみると、なんとボディがフルカーボン。綾織の目がとてもきれいです。この「4LAWSナローポルシェ」を製作したTCW(TokyoCustomWorks)の宮崎さんに話を伺いました。




 ベース車両は1981年式のポルシェ911クーペをベースに、外観は1973年までの通称「ナロー」デザインに変更されています。ボディに使用しているカーボンは、ドライカーボンでもウェットカーボンでもない「インフュージョン成形」という次世代のカーボン成形法を用いてボディパネルを製作。ドライカーボン並みに軽量ながら、スチールよりも強固という、ドライカーボンとウェットカーボンそれぞれの良さを併せ持った最新の成形法です。




 この「4LAWSナローポルシェ」は、このオートサロン2019が世界初お目見え! フルカーボンボディの完成まで、約3年がかりでのプロジェクトだったそうです。クルマの原動力であるエンジンはチューニングしてパワーを上げるのではなく、ボディの軽量化によりパワーウェイトレシオを向上させるという、ロータスのようなライトウェイトスポーツを目指した作りがコンセプトとのこと。



 足元には、ボディが完成したタイミングで1番に依頼をしたという、特注のホイール「ワタナベ8スポーク」がセットされています。「ナローポルシェ」という旧型らしさを演出するために、「ワタナベ8スポーク」をチョイスし、出過ぎず引っ込みすぎず、タイヤのムッチリ感で足元を彩っているのがこだわりです。




 大元のフレーム以外のボディパーツはすべて「インフュージョン成形カーボン」を使用し、高強度・超軽量に仕上がった「4LAWSナローポルシェ」、もうひとつのこだわりは「ポルシェ好きとして、ポルシェへの敬意を表す」ということで、ヘッドライト・テールライトなどの補器類は、すべてポルシェ純正の新品が使用されています。




 もともとは、宮崎さんをはじめとするTCWの幹部がドライブするための車両として4台のみの製作予定でしたが、多くのスポンサーがこの企画に賛同してくれたことで、世界で40台の受注を予定しているとのこと。この時、エンジンはまだ搭載されていませんでしたが、鋭意フルオーバーホール中とうかがいました。エンジンのオーバーホール・搭載が完了したのち、ロールケージを組んでボディ強度などのテスト及び調整を繰り返し、今年の夏ごろに公道デビューを予定しているそうです。




 街中を颯爽と駆け抜ける「4LAWSナローポルシェ」を目にする日が今から楽しみです!

リアルタイムに車両情報を確認してタイムアップ!【Defi ブース】

TEXT●尾形祐貴 PHOTO●Next Car Generarion

尾形祐貴さん(写真中央。右はNCG顧問の太田哲也さん)は「TEZZO BASE Race&Service」メカニックを務める国家二級自動車整備士の24歳

 皆さんこんにちは、NCGメンバーの尾形です。クラシックMINIに乗っています。




 東京オートサロン2019に行ってきましたので早速レポートいたします。私は展示車両よりもパーツに目が行く人間ですので、パーツについて報告いたします。




 一番気になったのは、Defiさんのブースに展示されていた「Defi SPORTS DISPLAY」です。




 OBDⅡで車両と接続し、純正センサー信号からエンジン回転数などを表示させることができるとのことでした。別途「ADVANCEシステム」と接続することで後から追加したセンサー情報も表示できるそうです。さらにラップタイマーも搭載しており、サーキットアタック中にラップタイムを見ながらリアルタイムに車両の状態を知ることができる製品です。




 レーシングシミュレーターやゲームでは、車両情報表示機能を利用して速く走る工夫をすることができます。この製品を使えばリアルでも同じことができるようになるということです。また、油圧などの異常にもすぐ気づくことができるため、故障のリスクも回避できるでしょう。数年後には、フロントウィンドウに投影するヘッドアップディスプレイに進化する予感がします。




 自動車イベントでは、やはり派手にカスタムされたマシンに目が行きがちですが、パーツメーカーさんのブースも面白いですよ。

ル・マン総合優勝時の汚れもそのまま。TS050ハイブリッドに感動【TOYOTA GAZZO Racingブース】

TEXT●大塚貴裕 PHOTO●Next Car Generarion

 再び大塚です。最後にTOYOTA GAZOO Racingブースの模様をレポートします。




 オートサロンでは、新型スープラをベースとした「GRスープラ スーパーGTコンセプト」が発表。また、2020年から新型スープラでのスーパーGT参戦も発表されました。「スープラ」の名がスーパーGTに帰ってきますね。ワクワクします。歴代スープラのレース車両や、GR各グレード車の展示など、目移りしてしまいそうなくらい魅力あるTOYOTA GAZZO Racingブースでしたが、中でも一番感動したのは、2018年ル・マン24時間耐久レース総合優勝車両「TOYOTA TS050ハイブリッド」8号車の展示です!



 総合優勝をした実際の車両を展示。タイヤカスなどの汚れが付着されたままです。レースの過酷さを物語っていますね。レース後の姿おままで保存するため、なんと汚れの上からコーティングを施しているとのこと。




 また、同ブースではル・マン総合優勝のトロフィー(本物!)も展示されています。なかなかお目にかかれるものではないので、興奮して何枚も写真を撮ってしまいました……(写真左は、WRC世界ラリー選手権のマニュファクチャラーズチャンピオントロフィー。こちらも貴重な展示です)。トロフィーには、歴代優勝チームの名が刻まれています。もちろん1991年には”JAPON(日本)”の文字もありました。




 今回展示されていたTS050は、今年3月2~3日に鈴鹿サーキットで開催される『モータースポーツフェス2019 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~』にてデモンストレーションランを行なうとのこと。これは鈴鹿に行くしかないですね!




 以上、NCGによるオートサロン2019のレポートでした。私たちNCGはクルマ好きな若者による次世代カーメディアとして、若者目線でクルマの楽しさを伝える活動を行っています。顧問には元レーシングドライバー/モータージャーナリストの太田哲也さんを迎え、主な活動は最新試乗会や自動車関連イベントの取材など。その内容をNCGウェブサイトやFacebookページで公開していますので、ご興味のある方は下記webサイトまでアクセスしてください。




 モーターファン.jpともども、NCGもよろしくお願いいたします!

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