はじめまして! クルマ好きな若者による次世代カーメディア「Next Car Generation( 以下:NCG)」です。私たちは「クルマ離れなんて言わせない!」をテーマに、クルマの楽しさを若者目線で同世代に伝える活動をしています。今回、NCGの顧問であるモータージャーナリストの太田哲也さんのオートサロン2019取材に同行し、NCG的に気になるクルマやモノを取材。その模様をレポ―トします。
2019年のオートサロンは、スポーツカー以外にも、いま流行りのSUV・クロスオーバー系(スズキ・ジムニーやトヨタC-HRなど)を始め、多くのバリエーションの車両が展示されていて、色々な角度からクルマを楽しめる1日でした!(キャンギャルのお姉さん達もキレイで、クルマとお姉さん、どちらにピントを合わせたら良いのか迷ってしまうこともしばしば……)。
今回、沢山のクルマ好きの方たちの熱い気持ちが詰まったオートサロンに間近で触れることができて、さらにクルマへの愛が深まったと同時に、自分たちもいつか、このようなステキな場でクルマへの愛を表現してみたいな!と強く感じました。
それでは会場で特に気になった展示をピックアップしてレポートしましょう!
カッコイイ!しか言葉がない。 ワイドボディのランチア・デルタ!【畑野自動車×SANO DESIGN】
デザインに徹底的にこだわり、今回のオートサロンは開催日前にギリギリで完成したとのこと。
パワーはなんと600psのモンスターマシン! そおパワーを生かすために、足まわりやロールバーなども専用で開発されています。また、車名の由来にもなっている、幅105mmに拡大されたオーバーフェンダー。クルマ好きが涎をたらしそうな、迫力・戦闘力のあるデザイン。各所に散りばめられた空力デバイスやエアロパーツ。ああもう書き足りない!! つまりは単純に、カッコよすぎます。ずっと見ていられます。
「”宇宙一壊れるではなく、宇宙一愛されるデルタ”を目指す」というコンセプトで作られた今回のランチア・デルタ。デルタ好きが作った最強のランチア・デルタだと思いました。
メーター類は、モーテック最新の液晶モニターに換装し、オリジナル・デルタのデザインがデジタルで再現されています。
このデルタは、今年富士スピードウェイでのシェイクダウン、レース参戦を行うとのこと。「ランチア・デルタ・フェニーチェ105」が富士のストレートを駆ける姿を早く見てみたい!
旧いのに新しい!? フルカーボンのナロー」ポルシェ!
私が特に気になった車両はこちら。企業ブースが並んでいるところとは離れた場所に展示されていました。真っ黒な空冷ポルシェかと思い近づいてみると、なんとボディがフルカーボン。綾織の目がとてもきれいです。この「4LAWSナローポルシェ」を製作したTCW(TokyoCustomWorks)の宮崎さんに話を伺いました。
ベース車両は1981年式のポルシェ911クーペをベースに、外観は1973年までの通称「ナロー」デザインに変更されています。ボディに使用しているカーボンは、ドライカーボンでもウェットカーボンでもない「インフュージョン成形」という次世代のカーボン成形法を用いてボディパネルを製作。ドライカーボン並みに軽量ながら、スチールよりも強固という、ドライカーボンとウェットカーボンそれぞれの良さを併せ持った最新の成形法です。
この「4LAWSナローポルシェ」は、このオートサロン2019が世界初お目見え! フルカーボンボディの完成まで、約3年がかりでのプロジェクトだったそうです。クルマの原動力であるエンジンはチューニングしてパワーを上げるのではなく、ボディの軽量化によりパワーウェイトレシオを向上させるという、ロータスのようなライトウェイトスポーツを目指した作りがコンセプトとのこと。
足元には、ボディが完成したタイミングで1番に依頼をしたという、特注のホイール「ワタナベ8スポーク」がセットされています。「ナローポルシェ」という旧型らしさを演出するために、「ワタナベ8スポーク」をチョイスし、出過ぎず引っ込みすぎず、タイヤのムッチリ感で足元を彩っているのがこだわりです。
大元のフレーム以外のボディパーツはすべて「インフュージョン成形カーボン」を使用し、高強度・超軽量に仕上がった「4LAWSナローポルシェ」、もうひとつのこだわりは「ポルシェ好きとして、ポルシェへの敬意を表す」ということで、ヘッドライト・テールライトなどの補器類は、すべてポルシェ純正の新品が使用されています。
もともとは、宮崎さんをはじめとするTCWの幹部がドライブするための車両として4台のみの製作予定でしたが、多くのスポンサーがこの企画に賛同してくれたことで、世界で40台の受注を予定しているとのこと。この時、エンジンはまだ搭載されていませんでしたが、鋭意フルオーバーホール中とうかがいました。エンジンのオーバーホール・搭載が完了したのち、ロールケージを組んでボディ強度などのテスト及び調整を繰り返し、今年の夏ごろに公道デビューを予定しているそうです。
街中を颯爽と駆け抜ける「4LAWSナローポルシェ」を目にする日が今から楽しみです!
リアルタイムに車両情報を確認してタイムアップ!【Defi ブース】
ル・マン総合優勝時の汚れもそのまま。TS050ハイブリッドに感動【TOYOTA GAZZO Racingブース】
再び大塚です。最後にTOYOTA GAZOO Racingブースの模様をレポートします。
オートサロンでは、新型スープラをベースとした「GRスープラ スーパーGTコンセプト」が発表。また、2020年から新型スープラでのスーパーGT参戦も発表されました。「スープラ」の名がスーパーGTに帰ってきますね。ワクワクします。歴代スープラのレース車両や、GR各グレード車の展示など、目移りしてしまいそうなくらい魅力あるTOYOTA GAZZO Racingブースでしたが、中でも一番感動したのは、2018年ル・マン24時間耐久レース総合優勝車両「TOYOTA TS050ハイブリッド」8号車の展示です!
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