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警察の新世代交通取締システム、可搬式移動オービスが大拡散中! 奈良、山梨、青森県に導入の証拠を発見!【交通取締情報】


スピード違反の交通取締を行う警察の秘密兵器、可搬式移動オービス。その全国的拡散が止まらない状況だ。現在、導入が判明している都道府県は19カ所だが、今年の年末までに、さらに26都道府県に導入されるといわれていることを裏付けるように、青森、山梨、奈良県警が入札を行ったことが明らかになった! 果たしてあとの4府県は一体どこなのか、いずれは全都道府県に配備されるのか、気になるところだ!

山梨件の入札は平成29年だが、なぜか取り締りの目撃情報無し!

現在、導入が判明している、あるいは実際に運用が開始されている都道府県は以下のとおり。

北海道/秋田県/岩手県/栃木県/埼玉県※/東京都/神奈川県/静岡県/長野県/愛知県/岐阜県※/富山県/滋賀県/兵庫県/島根県/香川県/福岡県/宮崎県/大分県


 ※レーダー式(他はレーザー式)

 これに、今回、導入が判明した青森、山梨、奈良県を加えて、合計、22都道府県。他にも千葉県、岡山県などにも導入が予定されている。ただし、山梨県は平成29年の6月に入札を行い、株式会社カナデンというところから、1,080万円で、今や可搬式移動オービスの主役となった、東京航空計器製のレーザー式オービス、LSM-300を購入済みなのだが、なぜか、当情報局には取り締りの目撃報告が入っていない。なにか不具合があったのかと、勘ぐりたくなるってもんだ(目撃報告をお待ちしてます)。




 さらに、青森県警は青森銀行の関連会社、あおぎんリース株式会社からたぶんひと月あたり189,540円でリース契約を結んでいる。約60ヶ月、5年間以上使うと購入した方が安くなるが、なんとも微妙な数字だ。ちなみに奈良県は、入札の結果が不明だが、納期が平成31年2月28日になっているところを見ると、運用開始はまだ先の話ということになる。




 なお、山梨県の随意契約結果表をよく読んで見ると、その契約理由として「東京航空計器(株)製のLSM-300は、別添のとおり、株式会社カナデンが東京航空計器(株)から販売を委託された国内唯一の代理店であることから、(株)カナデンからしか購入できないため」とある。となると、他の都道府県にとっても必然的に購入=(株)カナデンから、ということになり、競争原理がまったく働かない。これっていいんですかね。




 いずれにしても平成31年早々、可搬式移動オービスの導入都道府県が半数を超えることはもはや間違いない。ただし、各都道府県ごとの導入台数を考えれば、まだ、旧来のレーダー式や光電管式も現役バリバリで活躍するはず。くれぐれも可搬式移動オービスばかりに気を取られないように!

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