中国・東莞で開催された「ALL in TUNING 2018」の会場前の広場は、広東エリアから集まった一般ユーザーの巨大オフ会会場となっていた。その一角に、ホンダ・シビックやマツダ3などの痛車を披露しているひときわ親近感(?)を覚える集団がいたのでついつい話を伺ってしまった。
湯さんは日本のアニメやキャラクターが好きで、クルマを買う前から痛車にすることを決めていたそう。 ご両親も特に反対や拒否反応を示してはおらず、「いつも後部座席に乗ってくれます」と笑う。
彼女は「ヴォーカロイドオタク」だそうで、彼女のクルマはもちろん初音ミクのラッピングが施されているという。
中国の自動車のカスタマイズはグレーゾーンだと聞くが、こうして活き活きとそして和気あいあいと自分なりの楽しみ方を実直に表現している中国の青年の姿を見ると、中国のカスタマイズカルチャーがさらに花開く日も近いのではないかと実感する。
「クルマ離れ」などと言われて久しい日本のレベルと比較するのが申し訳なくなるほど、中国のカーカルチャーの熱さを感じることができた。