ボルボ・カー・ジャパンは、2018年の新車受注台数2万台超えを発表した。新車受注台数が年間2万台を超えるのは1996年以来22年振りのことだ。
日本でボルボが好調だ。2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、クルマも高評価だが、セールスも絶好調であることが数字からもよくわかる。
2018年の受注台数増加の要因として、V40シリーズをはじめとする既存モデルの安定した売れ行きに加えて「2017 - 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したXC60(受注台数:3,241台)、3月に発売し「2018 - 2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したXC40(受注台数:4,259台)、さらに9月発売の新型V60(受注台数:1,371台)が加わり、2016年に発売したXC90以降、デザインやプラットフォームを一新した新世代モデルの好調な売れ行きが挙げられる。
この数字を考えると、XC40/60/90シリーズの現行モデル以外(V40など)が11000台ということになる。
1996年以来ということだが、1990年代中盤のボルボのラインアップは、下の写真にあるような40/850/960など、角張ったエステートが人気で、「ボルボといえばエステート」という時代だった。現在のボルボは、エステートというよりSUVという印象である。XC40も、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞時に木村社長は「2000台の受注残がある」と言うほどだから、2019年もこの好調さを維持しそうだ。