また、北海道のHシステムが1機、消えた。既報の国道40号線比布町のHシステムも、新規との交代ではなく撤去のみだったが、国道234号線勇払郡安平町のHも同様。北海道にはまだ74機が残るが、果たしてどうなってしまうのか!?
撤去後しばらくは、パトカー等での取り締まりが強化される可能性あり!
☆撤去オービスDATA
場所:北海道勇払郡安平町遠浅
道路:国道234号線
方向:北行き
機種:Hシステム
速度測定方式:レーダー式
制限速度:60km/h
国道234号線を苫小牧か方面から岩見沢方面へ向かう途中、安平町遠浅で速度超過車を待ち構えていたHシステム。ここもまた、スピードの乗りやすい、直線路だ。元々、Hシステムの正式名称は「高速走行抑止システム」。「取り締まり」という文字はどこにもない。もうメンテナンスができない以上、稼働させておくわけにはいかないが、撤去せずにそのまま残しておけば、十分な「抑止力」を発揮するというのに、なんだかもったいない話だ。なにしろ設置費用抜きで1機、3,000万円もするのだから。
これから厳冬へ向かうこの時期、従来通りのネズミ取りでカバーするには警察官にとって過酷すぎるから、たぶん、レーザー&レーダーパトカーをフル稼働させるのだろう。また、交通事故多発地点では、赤色灯を点滅させたパトカーや白バイを止めて速度抑止に努めるという(北海道警速度管理指針)。とにかく、北海道の幹線道路は市街地以外ではほとんど制限速度が60km/hとなっているため、スピードレベルが高くなり、万が一の事故による被害が大きくなりがちだ。十分に注意しよう!