村上開明堂は、電子ミラーの開発強化の為、藤枝工場内に「電波ノイズ試験室」を新設し、12月より稼動開始した。
近年、自動車のエレクトロニクス化にともない、村上開明堂の主力製品である自動車用バックミラーも電子化の拡がりが見込まれる。同社では電子ミラー開発強化に向けて、自社内に各種電波試験機を整備
し、製品が外部から受ける電磁波、製品自体が外部に与える電磁波の影響を即時に計測できる体制を整えた。「電波ノイズ試験室」には、新設の電波暗室やシールドルームの他、従来保有している設備機器を一箇所に集約することで、製品の電波試験だけでなく、使用する電子部品の評価にも活用し、品質確保や開発期間の短縮に役立てる。
設備名称:電波ノイズ試験室
設置場所:静岡県藤枝市兵太夫748番地(藤枝工場内)
稼動開始:2018年12月
設置面積:約320㎡
投資金額:2億2千万円
主な設備:電波暗室、シールドルーム、伝導エミッション試験機、アンテナ照射試験機、高圧ノイズ試験機、TEMセル試験機、レーダーパルス試験機