タイのノンタブリーにおいて11月29日~12月10日、国際的なモーターショー『タイ・インターナショナル・モーターエキスポ2018』が開催された。
REPORT●伊藤英里(ITO Eri)
タイの大規模なモーターショーといえば、春に開催される『バンコクモーターショー』と、秋に行われるこのモーターエキスポの2つ。モーターエキスポは今年で開催35回を迎える。会場となったのはバンコクから車で30分ほどの場所にあるエキシビションホール、インパクト・ムアントンタニだ。
ホンダやヤマハ、スズキ、カワサキといった日本の4メーカーはもちろんのこと、ドゥカティ、トライアンフ、ハーレーダビッドソンなど海外メーカーに加え、タイ国内の二輪メーカー、GPXなどが出展。また、車両メーカーに加え、日本のライディングギヤメーカー、クシタニなどもタイのライダーたちに商品をアピールしていた。
タイなどのアジア圏では150cc以下の小排気量バイクの需要が高いというイメージがある。確かに、このモーターエキスポで人を多く集めていたのは小排気量バイクではあった。しかし一方で、ビッグバイクの展示も多数。実際に街中でも、ビッグバイクを走らせるライダーの姿もあった。タイ、そしてアジアにおけるバイク熱の高まりを実感した一面だ。
また、モーターエキスポでは、その場で購入のための交渉を行えるのが特徴のひとつでもある。各ブースでは商談スペースのテーブルとイスが設けられ、そこで購入の手続きを行う来場者もいた。
モーターエキスポの公式ホームページの発表によると、2018年の来場者は前年比12.8%増の約153万人。また、会場での販売台数は、ホンダが1位で1531台、2位はヤマハの1111台、3位はランブレッタで1012台と続いている。