デンソーウェーブは、倉庫や工場などでのピッキング、入荷作業で、バーコードやQRコードを読み取るのに最適な、デンソーウェーブ初のグローブ型ウエアラブル二次元スキャナー「Wearable SF1」を、12月17日(月)に発売する。
Wearable SF1は、手の甲に付けて使用する製品のため、「安定してコードが狙えるか」「装着したまま文字を書いたり、スマートフォンの操作が自在にできるか」といった評価を実際の作業現場で繰り返し行い、安心・安全で、常に身に着けていられる快適な製品を目指し開発している。本体フレームは、作業者の負荷を軽減するよう軽量にしながら、段ボールや棚にぶつけやすくなることを想定し、軽度な衝撃に繰り返し耐える堅牢性を持たせるため、マグネシウム合金を採用。重量の増加を抑えながらも、高さ0.5m×3,000回の繰り返し耐落下試験をクリアし、万が一の強い衝撃を想定した2.5m耐落下試験もクリアするなど、クラストップレベルの耐衝撃性能を実現している。また、外部配線が不要になる新開発のスイッチング技術(特許申請中)を開発し、作業の邪魔にならず断線のリスクをなくしている。
さらに、真夏の倉庫作業など汗をかくような環境でも快適に使用できるよう、肌に触れるベース部分の素材には、帝人フロンティア製のトリプルドライカラットを採用している。スポーツウェアなどにも使われている素材で、吸汗性、肌離れ性に優れ、汗をかいても手洗いが可能なため、快適に使用できる。
■製品概要
製品名:Wearable SF1(ウエアラブル エスエフワン)
サイズ:W 175mm×H 60mm×D 35mm
価格:オープン価格
1. 着けても持っても使用可能なケーブルレス設計
新開発スイッチング技術により、本体と外部トリガーを非接触で接続。ケーブルレス構造により、作業の邪魔にならず、断線・破損のリスクを排除した。また、アタッチメントからスキャナーを外せば、モバイルスキャナーとしても使用が可能。
2. 素材にもこだわったアタッチメントでいつも快適
アタッチメントベース部の肌に触れる素材は帝人フロンティア製の吸汗性、肌離れ性に優れたトリプルドライカラットを採用。現場作業で汗をかいても快適に使用でき、また手洗い可能なので清潔さを保てる。さらに、アタッチメントは軍手や手袋の上から装着可能なように伸縮性を実現した。
※スキャナーホルダー部は洗えません。
3. マグネシウムフレームを内蔵し、軽量化とクラストップレベルの耐落下性能を実現
本体はマグネシウムフレームを内蔵した、軽量化とクラストップレベルの耐落下性能を実現。2.5m耐落下試験もクリアするなど、ハードな現場作業でも安心して使える。
※耐落下性能はスキャナ本体のみ。アタッチメント除く。
※試験値であり、保証値ではありません
国土交通省によると、平成29年度の国内における宅配便等取扱個数は42億5,100万個に上り、前年度と単純比較すると5.8%増加したと発表している。物流業界では、今後も増加する荷物量とあわせ、深刻化する労働力不足にも対応するため、現場のさらなる作業効率化が求められている。デンソーウェーブは、この「Wearable SF1」の提供を通じ、顧客の大切な荷物を両手で丁寧に扱える、安心、安全なピッキング作業の提供に加え、物流業務の効率化に貢献していく。