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日産エクストレイルとマツダCX-5。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?


マツダCX-5と日産エクストレイル。コンベンショナルなガソリンエンジンのほかにCX-5はマツダが誇るSKYACTIV-Dディーゼルエンジン搭載車と新たに2.5ℓ直4ターボエンジンを用意。エクストレイルはハイブリッド版も設定する。ともに高い人気を誇るSUVだ。今回はこの2台を比べてみよう。

CX-5 25S PROACTIVE

 2018年11月期の新車販売台数ランキングの16位がマツダCX-5である。11月のマツダ車でもっとも売れたのがCX-5だ。SUVカテゴリーでもトヨタC-HRに次いで2番目に売れたSUVである。


 一方の日産エクストレイルは、11月期は27位(3183台)だったが、4-9月の2018年度上期では堂々の20位にランクしている人気SUVだ(ちなみにCX-5は同時期28位)。


 ともに日本を代表するミドルクラスのSUV。都会でもアウトドアでも使い勝手のいい魅力的なSUV2台のラゲッジスペースを比較してみよう。






 まずは、全体のサイズ比較から。

エクストレイル20X 全長×全幅×全高:4690×1820×1740mm ホイールベース:2705mm ミラーtoミラー:2055mm

全長とホイールベースが長く、前後オーバーハングの長いスラリとしたシルエットが特徴。新型CR-Vと同様、同一パッケージで2列シート仕様と3列シート仕様を設定する。

エクストレイル20X


全長×全幅×全高:4690×1820×1740mm


ホイールベース:2705mm


車重:1590kg


エンジン:直列4気筒DOHC


排気量:1997cc


最高出力:108kW(147ps)/6000rpm


最大トルク:207Nm(21.1kgm)/4400rpm


トランスミッション:CVT


駆動方式:4WD


最小回転半径:5.6


JC08モード燃費:15.6km/ℓ


車両本体価格:282万7400円

CX-5 25S PROACTIVE 全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm ホイールベース:2700mm ミラーtoミラー:2105mm

全長が短い一方、ホイールベースはエクストレイルと同様。ロングノーズ・ショートデッキのプロポーションがスポーティだ。3列シート仕様は「CX-8」として展開する。

CX-5 25S PROACTIVE


全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm


ホイールベース:2700mm


車重:1620kg


エンジン:直列4気筒DOHC


排気量:2488cc


最高出力:138kW(188ps)/6000rpm


最大トルク:250Nm(25.5kgm)/4000rpm


トランスミッション:6速AT


駆動方式:FF


最小回転半径:5.5


JC08モード燃費:14.2km/ℓ


車両本体価格:291万6000円

 ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

エクストレイル20X 室内長×室内幅×室内高:2555×1535×1270mm

黒のモノトーンで引き締められた内装は、かなりスポーティな印象。メーターには5インチカラー液晶のマルチディスプレイが備わり、プロパイロットや各種シャシー制御技術の表示が行なえる。NissanConnect対応ナビはメーカーオプション設定。

2列目シート高:740mm


フロントシート高:660〜680mm アウトドア派にうれしい防水シートと防水フロアを標準装備。前席ヒートシーターはメーカーオプションとして設定されている。「20X」に設定される7人乗り仕様は、スライド機構も付くセカンドシート、リクライニング可能なサードシートを装備。2列目席の居住性は申し分ないが、3列目席はかなり狭く、大人が常用するには向いてない。

CX-5 25S PROACTIVE 室内長×室内幅×室内高:1890×1540×1265mm

全車に標準装備される7インチワイドディスプレイをダッシュ中央にマウント。モダンなデザインと使い勝手の良さを両立させている。マツダコネクトには自車位置演算ユニットが加わり、販売店オプションとして設定されるナビ機能の精度が高められた。

リヤシート高:720mm 後席スペースは膝前が約150mmとエクストレイルより短いが、頭上は約130mmと余裕がある。
フロントシート高:680〜750mm 「25S プロアクティブ」はスクエアメッシュクロスシートを採用。シートヒーターはグレード別設定で、「Lパッケージ」には前後に標準装備される。


エクストレイル20X

通常時:高さ790mm 奥行き290mm

後席格納時:最小幅1060mm 最大奥行き1860mm

7人乗り仕様は5対5分割可倒式のサードシート、4対2対4分割可倒式のセカンドシートを装備。サードシートを倒した状態での奥行きは910mmと、競合車と遜色ないレベル。荷室をアレンジできる防水フレキシブルラゲッジおよび防水ラゲッジボードも備わる。

CX-5 25S PROACTIVE

通常時:高さ795mm 奥行き950mm

後席格納時:最小幅1050mm 最大奥行き1780mm

全長が短い分、不利になりがちな荷室奥行きは、後席を前方に配置することで確保。リヤエンドを絞り込んでいるものの、荷室の高さはエクストレイルと比較しても大きな差はない。4対2対4分割可倒式の後席を格納できるリモコンレバーやカラクリトノカバーを備え、実用性も高い。

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