ドライブレコーダーの購入を検討しているものの、ホームページやカタログで聞いたことがない言葉に戸惑ったという人も多いはず。今回はドライブレコーダーに関連する用語を詳しく解説しよう。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
記録解像度
記録解像度(画素数)の数字が大きいほど高画質となる。廉価版では1280×720(HD)が多いが、それよりも上の1920×1080(フルHD)が現在の標準で、周囲のクルマのナンバープレートが読み取れるレベル。また、画質にこだわったモデルでは2304×1296(3M)や2560×1440(WQHD)を採用しており、ビデオカメラ並みの美しい画質だ。
GPS
カーナビでおなじみのGPSを内蔵するモデルも多い。GPS衛星からの電波を受信して自車位置を割り出すとともに、日時や速度なども記録ができる。それらのデータはPC向け専用ビュワーソフトや専用スマホアプリ(一部モデル)で確認ができ、地図や走行したルートも表示される。GPSデータによって証拠能力も高まると言えるだろう。
Gセンサー
Gセンサー内蔵モデルでは車両の前後方向、左右方向、上下方向の動きを検知。Gセンサーが一定以上の数値を記録すると記録映像の上書きを禁止するイベントモードに切り替わる。また、PC向けビュワーソフトではGセンサーのデータを確認でき、急ブレーキを踏んだことや急ハンドルを切ったことなど状況の推測が可能になる。
フレームレート
ドライブレコーダーのカメラが1秒間に何コマの撮影が行えるのかを示す数字。たとえば28fpsならば1秒間に28コマの撮影をしており、コマ数が増えるほど映像の動きは滑らかだ。ただし30fpsの場合には西日本のLED信号機が消灯して映る機種がある。購入時にはメーカーのホームページなどでスペックを確認しておきたい。
撮影画角
撮影画角が水平方向に広ければ横方向から飛び出してきた車両や人の動きを捉えられ、垂直方向に広ければ頭上の信号機も映り込む。多くのモデルではダッシュボード左右の端までカバーし、ドライバーが前方を見ているときよりも広いエリアを映している。数値はホームページやパッケージなどに掲載されているので購入検討時は確認してほしい。