アメリカ最大のカスタムカー&パーツの祭典「SEMAショー」が10月30日から11月2日までラスベガスで開催されました。現地で取材していたレポーターからの写真レポート第7弾! レポーターが選んだE30型BMWチューンドカーベスト2!
TEXT&PHOTO◎川崎隆介(KAWASAKI Ryusuke)
S55エンジンのM3改 &E36M3エンジンの325改
今年のSEMAは古いBMWのカスタム熱が高まっているようで、SEMA主催のビルダーズコンテストで「BEST12」に2台がノミネートしていた。どちらもよりあたらしい型のエンジンに載せ換えられ、純正を崩さないスタイリングでまとめられている。日本でも旧車人気が高まっているけど、これからE30が見直されるかも!
1988年式のM3は、カスタム学校の学生が製作し、ケミカルのCRCがバックアップして…みたいなことが書いてあったんだけど、合ってるかな? DTMマシンにインスパイアされた外観と、なんといっても目玉はエンジン。なんと最新! M4の6気筒のS55型に載せ換えてあった! レーシンガーチックな外観だけど、中身はストリート仕様で、ボルトナットすべて新品だそうな。
サスペンションジオメトリはE36化しているそうで、下回りはピッカピカ!
屋外展示にも渋いE30がいた。1987年式の325だ。前後16インチのシャコタンで、バイオレットメタリックのボディはストリート仕様っぽさムンムン。なんといっても特徴的なのは丸目4灯を角目4灯に変更しているところ。族車になっちゃわないところがセンスのよさだよね。
エンジンはE36M3のS52型に載せ換えてスーパーチャージャーをドッキング。SEMAのドレコンに「スポーツコンパクトクラス」でエントリーしていて、事前審査の「ベスト12マシン」に選ばれていた。
リヤウィンドウには旧車のお約束「ルーバー」が。これはウッドとアルミを組み合わせたワンオフだと思われる。