レブスピード12月号での巻頭ドラテク講座で紹介している「織戸学 流 バンプタッチ確認ドライビング」。タイヤだけではなく、そしてサスのストロークを制限するバンプラバーの存在と、その潰れる量を残すように意識して走ることが、上達の秘訣だと伝授している。
と、前置きしたところで、誌面にて紹介しきれなかった「織戸ドラテク論」のその先の内容を、補講として紹介していこう。
動画での説明だが、編集部が取材メモとして撮っているもので、しかもiPhoneでの撮影。とはいえ、世間に出さないのはもったいないので、アップしてしまうことを決定。ブレブレなのはお許しを!
どちらのコーナーもブラインドコーナーのため、クリップをポールと目印として目掛けて走っているが、結果としてクリップを取れずにラインがはらんでしまうのが悩みのひとが多いだろう。それを織戸選手はこのように指導する。
まず、ポールより2m先をクリップと想定すること。これにより、クルマの向きがこれまで以上にしっかり変わり、出口に向けての姿勢をつくれる。
また、クルマの向きをしっかり変えるために、バンプラバーをタッチさせて(潰しきらずに)しっかりタイヤに荷重をかけて曲げていく。その際には、アクセルを踏まずに待つ、何もしないゾーンがあるという。それは秒単位の場合も! みんなが思っているよりも長い時間だろう。それが、ボトムスピードを殺さずに速く走るための秘訣なのだ。
そして、ボトムスピードを上げる走り方では、アクセルを踏むポイントはコーナー後半からでいいと考えるとうまくいく。曲がるまで何もしないで待つ時間を!
大事な13コーナーのアクセルオンの説明の場所、レクサスコーナーでの説明からイメージしてください(動画が切れていてすいません)。
86/BRZレースのプロクラスでは、4輪の限界グリップで走っているので、すぐに操作通りにクルマは反応しない。コーナリング中に曲がるのを待つ表現として、「もうハンドルを切れない状態。氷の上を走っているような状態」で曲がるのを待っているという。その状態で86/BRZレースのプロクラスは、各車その状態で接近バトルしているからスゴイ!