ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。
2003年に初代モデルが登場。2010年に販売を終了したものの、2011年に復活を果たすというユニークな経歴を誇る。現行型は2015年デビューの2代目であり、トレッキングシューズのようなカジュアルなデザインが話題となった。しかし、その中身は堅実。コンパクトなボディには最大で7人が乗れるほか、3列目シートを2列目シートの下に格納すれば、26インチの自転車を2台積載できるほど広大な荷室も備える。パワートレーンは1.5L直4と1.5L直4+モーターのハイブリッドを用意。直近の改良で、新たに5人乗りを追加。荷室の活用方法が増え、アウトドアレジャーにも重宝する。
3列目乗員への配慮もばっちり
個性的なエクステリアと同じく、インテリアの仕立てもユニーク。助手席アッパーボックスのオレンジ加飾をはじめ、色使いでカジュアルな雰囲気を演出している。収納スペースは1列目がとくに充実しているほか、2列目と3列目の乗員用の収納もしっかり確保されている。