ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。
1955年に初代モデルが登場し、2018年には現行となる15代目が登場。日本の高級車として今なお高い人気を誇っている。トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)に基づく全面刷新が行なわれており、デザインはもちろん、走りや機能性などあらゆる部分に手が入れられた。パワートレーンは2.0L直4ターボと2.5L直4+モーターに加えて、3.5L V6のマルチステージハイブリッドも用意。レクサスのフラッグシップモデル「LS」と同じシステムを「クラウン」に合わせてチューニングし、アクセルオフ時の減速度を強めて、アクセル操作による荷重移動が容易になっているという。
手に触れる部分の質感にもこだわった内装
インパネ上に2枚の大型ディスプレイを配置し、先進性を強調。上部は表示のみで、下部はタッチパネル式で空調やナビ、オーディオなどを一括操作できる。そのほかにもドアトリムやインストルメントパネルに表皮巻きを施すなど、手に触れる部分の質感へのこだわりも見所。収納類は目立たないように巧みに隠されているが、不便を感じさせない使い勝手の良さがある。