ハイパーレブ/ManiaxCars編集長のケン太郎す。
これまで『OPTION』や『R30&R31 Magazine』なんかでも書いてきたけど、
運転免許証を取得して30年弱、国産車を中心に、
中古車ひとすじ30ン台を乗り継いできた立場から、
その楽しさや思うことなんかをツラツラと書いていきたい。
前回に続き、ヒロシマ家に初めて導入されたドイツ車、
初代オペルティグラのその後について書いてみたい。
ヤナセで見積もりを取ったら…マジかよ(笑)!?
それは2回目の車検時に発覚した!
エンジンの修理から1年半。ティグラは、ウチに来てから2回目の車検を迎えることになった。「前回がほぼフリーパスだったから、今回もだいじょぶだろ?」と気楽に構えて検査ラインに突入していくと、サイドブレーキテストで引っかかった。
あれ? なんで??
2回、3回とチャレンジしても、目の前の電光掲示板には、サイドブレーキ『×』の表示が…。どうした、ティグラ!?
どうしようもないんでこの日は車検をあきらめ、その足で白山自動車に向かってリヤドラムブレーキをバラしてチェックしてもらうと、シリンダーからブレーキフルードが漏れてやがった。パーツ交換するしかないんで、そのまま白山自動車に修理を依頼。
当時の請求書を見てみると、リヤホイールシリンダーO/H作業が行われ、ブレーキライニングやカップキット、ブレーキオイルなどパーツ代が1万9500円、工賃1万4000円で、税込トータル3万5000円で直してもらった。ヤナセだとシリンダーASSY交換になるんで、パーツ代がもっと高くついたような気がする。
さらに1年後、今度はアイドリング不調&Dレンジに入れてアクセルを踏み込むとエンスト…という症状が発生。さすがにこれはヤナセに持ち込んだけど、原因はインタンク式燃料ポンプに接続しているフィード(圧送側)ホースの亀裂と判明。燃圧が安定しないからアイドリングが落ち着かず、アクセルを踏むとホースの亀裂から燃料が漏れてるからエンスト…ということだったらしい。
これも請求書が残ってて、燃料ホースや燃料ポンプシールの他、スピードメーターケーブルも切れてたんでそれらパーツ代で1万円、エンジンルーム内の各ハーネス&バキュームラインや燃料ポンププレッシャーの点検、燃料ポンプ単体テスト、燃料ラインの各部リーク点検などの作業工賃が4万円、占めて税込5万2000円の出費となった。
これが2007年夏のこと。結局、車両代と同じくらい修理代を突っ込むことになったんだけど、それでも乗り続けるだけの価値がある! と思ってたティグラ。
ところが、ファミリーカーとして使うには別の意味で限界を迎えつつあった。小学5年生になった娘の身長が160cmを突破し(笑)、後席に乗れなくなったのだ。なもんで、家族4人で移動する時は娘が助手席、カミさんが後席…とポジション変更を試みたりもしたんだけど、「そのうち息子の身長も伸びてきたらティグラじゃダメじゃん」ということに気付き、今後またなんらかのトラブルが出て修理代をかけるくらいなら、このタイミングで乗り替えるだなということで、泣く泣くティグラを手放すことにしたのだ。
で、次期カミさんグルマの検討に入るんだけど、いちどドイツ車に乗ってしまったカミさんは、当然のように「次もドイツ車がいい。できればベンツ!」とか言い出す始末。その瞬間、「K11マーチにしときゃよかったかも…」と思ったけど、もう後の祭りだ。
ちなみに、ウチのおふくろが脳梗塞で倒れて前橋の病院に入院してた時、カミさんはお見舞い&身の回りの世話をするため、1週間毎日、関越道の練馬~前橋間を往復してたんだけど、「ティグラだと高速でも安定してるから、安心して走れる」なんて言ってたっけ。クルマには疎いカミさんだけど、やっぱドイツ車はちょっと違うってことをわかってたらしい。だとしたら、次のクルマもドイツ車がいいよな、と。
ベンツで家族で乗るなら4ドアセダン。てことは、中古車価格がこなれてきてる初代Cクラスか? なんて思いながら、オレは次期カミさんグルマの捜索に入るのだった。
第14回:XJ140オペルティグラ編(その1)第13回:L141GW パジェロ ワイドメタルトップワゴン スーパーXL-W編第12回:N11W RVR 1.8X編第11回:CA1アコードエアロデッキ1.8LX編第10回:EK10マーチスーパーターボ編(その5/最終回)第9回:EK10マーチスーパーターボ編(その4)第8回:EK10マーチスーパーターボ編(その3)第7回:EK10マーチスーパーターボ編(その2)第6回:EK10マーチスーパーターボ編(その1)第5回:HR31スカイラインGTSツインカム24VターボNISMO編第4回:AA5レオーネセダンRX-Ⅱ編第3回:ボルボ740GL編第2回:レックスVXスーパーチャージャー編第1回:前書き編
ManiaxCars Vol.02
ランサーV6にエテルナサヴァにディグニティに…と、
本誌でしか見られないミツビシ車多数(笑)。
トラックマニア必見のUDサングレイトも、
北海道は帯広で実働車を取材!
買わないと損するよ~。
全144ページ、税込1500円。
ManiaxCars Vol.01
マニアのための変態グルマ本が独立季刊化。
創刊号は『バブルマツダ』特集だ。
5チャンネル時代の魅惑のモデル(!?)がてんこ盛り!!
ペルソナvsユーノス300、レーザーvsファミリアNEOなど、
なんの参考にもならない比較試乗は必見だ(笑)。
全144ページ、税込1500円。