とある休日、N-VANにバイクを積んでトライアルパークへ。バイクで爽やかな汗を掻いたあとはコーヒーで一服し、今度は広い車室で一眠り。バイク歴およそ半世紀のライダーにとってN-VANはまさに理想のクルマだった。
REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●徳永茂(TOKUNAGA Shigeru)
ホンダN-VAN……126万7920円〜
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N-VANインプレッション
「ターボパワーでトルクが出ている分、ギヤ比の設定が高め。軽にありがちなエンジンが唸りを上げるようなシーンが少なく余裕を感じさせる走りが快適だ。筆者にはドライビングポジションの相性がイマイチだったが、シートはクッション等が厚めでシッカリ感もある。アームレストもあり、高速道路では肘を乗せての保舵操作が楽だった。今回高速や市街地渋滞と峠道等トータル約320㎞を走行。実燃費率は 12.7㎞/ℓだった」
N-VANとバイクは親和性が高い
我が家にN-VANにやって来た。……と言ってもメーカーからお借りした試乗車の話である。バイクが積めると前評判の高いN-VANを暫し預かれることになった筆者には、すでにやりたいことが満載である。その一つがしばらく封印していたトライアル遊だ。ナンバーを返納したまま車庫の奥に入れっぱなしになっていたトライアル車(ファンティック75)を引っ張り出して千葉県の君津にあるフルーツ村トライアルパークへ。自宅から約90㎞の距離にあり2時間程で行ける。
N-VANはバイクを積んで遊びに行ける6輪生活が“気軽”に楽しめる。で、早速実践してみたわけだ。ライダーならば、バイクをクルマに積んで目的地まで搬送したいと思うシーンがたびたび訪れる。特にモータースポーツを楽しんでいる人なら、自走はできない競技用マシンを使う事が多い。だからトランスポーターは欠かせなくなってくるわけだ。
ありそうで無かった、バイクを余裕で詰める”軽”
軽自動車のN-VANは車体サイズがとても親しみやすい。駐車スペースの確保や運転のしやすさは抜群。アチコチ立ち寄る場合や自然の懐にアクセスする時も小回りが利く自由度の高さは侮れない。さらに今回は丸目ヘッドランプの+STYLE FUN・ターボ4WDなので高速でも余裕の走りだし、悪路や雪路でも安心感は高い。日本の道路は舗装路がほぼ100%。普段は2WDでも十分だが、目的地周辺で道路を一歩離れると泥濘路でスタックするケースも少なく無いだけに、アクティブな遊びに使うには4WDの備えも重宝する。
バイク1台+αの大収納力
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トライアルを楽しみ、極楽気分でお昼寝も!
取材協力:フルーツ村トライアルパーク(千葉県君津市旅名409 / TEL:0439−38−2747)森林の中を活用したトライアルコースは日陰も多く気持ち良い場所だった。競技会に使われるケースも。奥にあるヒルクライムコースも楽しそう。3000円で一日遊べる。