アウディのe-tornがついに生産を開始した。完全な電気自動車となるe-tronの生産のために、ブリュッセル工場では多くの工程を再構築したという。
アウディはe-tronの生産を開始したと発表した。アウディブランドとしては初の電気自動車となるe-tronはSUVボディを持ち、最大150kWの急速充電ステーションで約30分で充電が完了するという。
生産を行うブリュッセル工場はボディショップ、塗装ショップ、組み立てラインを2016年の夏から段階的に改築し、独自のバッテリー(モジュール)生産設備も立ち上げた。また従業員はe-tronの生産のために20万時間以上のトレーニングを受けて準備をしたという。
アウディAGの生産およびロジスティック担当取締役のペーター・ケスラーは
「このクルマはバーチャルエクステリアミラーを始めとする革新的テクノロジーを搭載し、優れたハンドリングやダイナミクスといった伝統的なアウディの品質に、従来の自動車の領域をはるかに超える先進技術を組み合わせています。ブリュッセル工場はプレミアムセグメントとしては世界で初めてCO2ニュートラルな生産拠点として認定を受けています」
とコメント。
またアウディブリュッセルマネージングディレクターのパトリック・ダナウは
「バッテリー技術及び駆動システムの両方を自社開発しました。従業員は多くの生産工程を見直し、計画し、実行に移しました」
と述べている。
このe-tronは9月17日にサンフランシスコで正式に発表される予定だ。