ポーランドの探検家マレック・カミンスキ氏は、ポーランドから日本への大陸横断を新型「日産リーフ」で行なうプロジェクト「No Trace Expedition」で、見事完走を果たした。
ポーランドから日本への道程は16000km。これを60日かけて走破したということだから、1日あたりの走行距離は平均267km。日本仕様のリーフのJC08モードでの航続距離は400kmだから、267kmは充分に走れる距離だが、充電インフラのことを考えると、これはきっと冒険だったに違いない。
「No Trace Expedition」プロジェクトの目的は、ゼロ・エミッションを実現する「日産リーフ」でユーラシア大陸の横断を達成することで、自然環境に痕跡を残さず、人とクルマが自然と調和しながら共存できることを証明することだった。
「No Trace Expedition」の構想は、以前カミンスキ氏が北極と南極を探検した時に生まれた。「極地に立った時、自分の足跡しかなく汚染されていない透き通った真っ白な世界を目の当たりにしました。その時に、生態系への影響を最小限に抑えた旅行計画のアイディアが浮かんだのです」とカミンスキ氏は語る。
カミンスキ氏は「No Trace Expedition」に臨むにあたり、環境にやさしいゼロ・エミッションを実現する新型リーフをパートナーとして選びんだ。これまで販売されたリーフ全車両の累積走行距離記録は、カミンスキ氏にとって、高い信頼性を証明するものだった。