パナソニックのAV一体型ナビ・ストラーダのスタンダードモデルとなるRAシリーズ、REシリーズがモデルチェンジ。上級機譲りの機能を新搭載し、コストパフォーマンスを一段と高めている。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
ストラーダ CN-RA05WD……オープン価格
ストラーダ CN-RA05D……オープン価格
ストラーダ CN-RE05WD……オープン価格
ストラーダ CN-RE05D……オープン価格
ゾーン30対応や逆走検知で安全性をアップ
ストラーダのスタンダードモデルとなる「RAシリーズ」と「REシリーズ」がモデルチェンジし、10月上旬より発売される。ラインアップはRAシリーズが200mmワイドサイズボディの「CN-RA05WD」と、2DINサイズボディの「CN-RA05D」、REシリーズが200mmワイドサイズボディの「CN-RE05WD」と、2DINサイズボディの「CN-RE05D」となる。この4モデルの機能はすべて共通だがRAシリーズについては最長3年の無料地図更新に対応しており、つねに最新の地図データでドライブができる。REシリーズに比べて実勢価格で1万円前後高価となる。
先代モデルから大きく進化したのは「安全・安心運転サポート」機能の搭載で、これは上級となるFシリーズ、RXシリーズと共通。学校周辺や住居地区など生活道路に設定されたゾーン30(生活道路区域内で最高速度を30km/hに制限)エリアを地図上に色塗りで表示し、低速度走行を促す。制限速度を超過している場合は地図上にアイコンを表示するとともに音声による警告も行う。また、高速道路のSA/PAからの発進時や実際の逆走を検知した際も、地図上のアイコンと音声によって警告。運転に不慣れなドライバーや高齢者には頼りになる機能といえるだろう。
そしてオプション設定されているETC2.0車載器「CY-ET2000VD」を接続すると「信号情報活用運転支援システム」の利用も可能。直近の信号を青信号で通過できることを知らせたり、赤信号に合わせて減速を促すことも。さらには赤信号から青信号に切り替わるまでの時間も知らせる。
正確な自車位置表示で都市部の走行も安心
本年11月から稼働予定の2機を加えた計3機の準天頂衛星「みちびき」に対応。電波受信可能時間が従来の8時間から24時間に拡大したことでビル街や山間部での測位性能が飛躍的に向上する。さらに高速道路の入口などと付近を並走している一般道の高低差を地図に収録された標高情報とマッチングさせる新アルゴリズムを採用し、自車位置の表示精度をより高めている。
役立つ機能が数多くそろっている
オプションを接続することなく詳細な渋滞情報を取得できるVICS WIDEに対応し、渋滞回避ルート探索が可能。しかもルート案内中に交通状況が変化すると自動的に再探索をして、より効率のよいルートが見つかれば2画面表示によるルート変更の提案を行う。
エンタメ面ではスマホに収録した音楽を無線で楽しめるBluetoothオーディオを搭載し、CDからSDメモリーカードへの8倍速録音なども可能。クラスを超えた高機能を備えている。