カーナビは不要だが車内でイイ音を楽しんだり、さまざまなAVソースを聴きたいという人は少なくない。そんな人に向けた製品が「ディスプレイオーディオ」だ。その名の通りディスプレイを搭載したカーオーディオで、画面にはDVDや動画ファイルの映像、再生曲の楽曲データなどを表示。各種の設定操作はタッチパネルで行える。機能、ルックス、コントロール性のいずれも一般的なオーディオよりもワンランク上だ。もちろんスマホとの連携機能も備え、上級機ではApple CarPlayやAndroid Autoにも対応している。今回はカロッツェリアのモデルを紹介しよう。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
カロッツェリア FH-9400DVS……オープン価格
Apple CarPlay/Android Autoに対応
カロッツェリアならではの洗練されたデザインのボディに7型WVGAディスプレイを搭載。シリーズ最上級モデルとなる。
いちばんの特徴はスマホとの連携機能が充実していること。iPhoneと接続した場合にはApple CarPlay、Androidスマホと接続した場合にはAndroid Autoの利用ができ、スマホにインストールされた地図を使ってカーナビ機能を活用したり、メッセージの送受信、ハンズフリー通話、音楽再生などを行える。音声操作にも対応し、スマホの主要機能を内蔵された機能と同様にコントロールできる。
また、USB端子にはUSBメモリーやポータブルHDDの接続ができ、さまざまなメディアの再生が可能。FLAC形式のハイレゾ音源やフルHD動画の再生を行える。
サウンドクオリティへのこだわりも見逃せないところで、パイオニアフルカスタム48bitデュアルコアDSPなどの高音質パーツを多く採用。タイムアライメントや13バンドグラフィックイコライザーなどによってユーザー好みのチューニングもOKだ。
■商品名:カロッツェリア FH-9400DVS
■ディスプレイ:7型WVGA
■パワーアンプ出力:50W×4(最大)
■主要AVソース:DVD/CD/USB/iPhone・iPod/Bluetooth/FM・AM
カロッツェリア FH-7400DVD……オープン価格
上級モデルと共通の基本機能を搭載
最上級となるFH-9400DVSと同じデザインのボディと、共通の基本性能を備えているが、Apple CarPlayやAndroid Autoには対応しない。再生ソースは豊富にそろっており、DVD、CD、USB、Bluetoothなどを楽しめる。しかもハイレゾ音源やフルHD動画の再生が可能で、メディアのクオリティにこだわる人も満足できるだろう。
厳選されたパーツを最適に組み合わせた高音質設計や、タイムアライメント、13バンドグラフィックイコライザーなどの高度な音質調整機能も魅力だ。
■商品名:カロッツェリア FH-7400DVD
■ディスプレイ:7型WVGA
■パワーアンプ出力:50W×4(最大)
■主要AVソース:DVD/CD/USB/iPhone・iPod/Bluetooth/FM・AM
カロッツェリア FH-6200DVD……オープン価格
満足できる性能を持つエントリー機
画面サイズは6.2型とやや小さめでフロントパネルも固定式となるが、3万円を切る価格(実勢価格)でディスプレイオーディオが手に入る。大型の操作キーが左端に集中配置されたデザインも個性的で扱いやすい。
Bluetoothこそ搭載していないがDVD、CD、USB、iPhone、Androidスマホなど多くのデジタルソースを楽しむことができる。しかも上級機同様にタイムアライメントや13バンドグラフィックイコライザーなど本格的な音質調整機能も搭載。
■商品名:カロッツェリア FH-6200DVD
■ディスプレイ:6.2型WVGA
■パワーアンプ出力:50W×4(最大)
■主要AVソース:DVD/CD/USB/iPhone・iPod/FM・AM