国産コンパクトスポーツカーの代表モデルと言えば、スズキ・スイフトスポーツ。
昨年9月に登場した新型の仕上がりの高さは、マニアたちを唸らせるもの。
ここでは、スイフトスポーツの新型と先代を比べてみる。
ボディサイズは?使い勝手は?室内の広さは?ラゲッジスペースまでを徹底比較!
まずは、ボディサイズからチェックしていこう。
スズキ 先代スイフトスポーツ
全長×全幅×全高(mm):3890×1695×1510mm
ホイールベース:2430mm
ミラーtoミラー:1970mm
標準のスイフトとは異なり、スポーティなフロントバンパーと専用グリル、サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラーなどを装備。デュアルパイプのスポーツマフラーも標準装備されている。ディスチャージヘッドランプとオートライトシステムは、メーカーオプション。バックビューモニターはディーラーオプションで用意。ボディカラーはチャンピオンイエロー4、プレミアムシルバーメタリック、ブーストブルーパールメタリックなど6色展開。
スズキ 新型スイフトスポーツ
全長×全幅×全高(mm):3890×1735×1500mm
ホイールベース:2450mm
ミラーtoミラー:1865mm
新型はスイフトスポーツ史上、初めて3ナンバーサイズになった。標準車より張り出したオーバーフェンダーが採用され、それに合わせてドアパネルやテールランプもワイドボディ専用設計となっている。スイフトスポーツの代名詞といえる艶やかな黄色のボディカラー、チャンピオンイエロー4は先代から継続している。
次に室内を比べてみよう。
レッドステッチが入った本革巻きステアリングホイールを標準装備。CVT車にはパドルシフトも備わる。豊富な収納スペースは、ベースとなったスイフト譲りだ。フルオートエアコンは標準装備だが、オーディオは非装着。ナビは販売店オプションで用意されている。トランスミッションは6速MTとCVTを用意。ステンレス製ペダルプレートは標準で装備され、適度な荷重感と素早いシフトワークを生み出している。
専用シートはサイドサポートが大きく、スポーティな走りにも対応。後席は最小限の印象だが、背もたれには一段階のリクライニング機構を装備する。
スズキ 新型スイフトスポーツ
室内長×室内幅×室内高(mm):1910×1425×1225mm
センターパネルをドライバー側に傾けて視認性と操作性に配慮したレイアウト。メーター、ステアリング、ペダル、シフトノブ、グラデーションで赤を加えたパネルなどは、スイフトスポーツ専用。歴代スイフトスポーツで最も赤を主張したインテリアといえる。
前席は先代に比べて着座位置が20mm下がったのは嬉しいところ。標準車とは異なる形状のシートを採用。サイドサポートが大きくなっているほか、座面が標準車より後ろ下がりの設計でお尻の位置がずれにくい。後席のシート形状は標準車と同様だが、表皮はスイスポ専用。中央席のシートベルトは、このクラスでは珍しい背もたれ内蔵タイプ。
最後にラゲッジルームを比較してみよう。
スズキ 先代スイフトスポーツ
通常奥行き:440mm
最大奥行き:1230mm
荷室幅:1000mm
荷室高:685mm
スタンダードクラスとしては標準的な空間容量を確保。通常時のフロアは決して広くないが、ラゲッジボードの下にはサブトランクが備わるため、積載性は悪くない。後席は6対4分割可倒式で、背もたれを倒せば1230mmほどの奥行きを確保。ゴルフバッグも斜めにすれば積み込むことができる。
スズキ 新型スイフトスポーツ ラゲッジルーム
通常奥行き:675mm
最大奥行き:1390mm
荷室幅:1050mm
荷室高:865mm
通常時の容量は265ℓ。先代に比べて床の奥行きで約75mm、容量で55ℓも増しているのだから、実用性は大きく高められた。ただし、先代に用意されていた荷室空間を上下に分けるボードは廃止された。結果、後席を倒した際の床面はフラットではなく、約150mmの段差が生じてしまう。