全方位で改良されたと好評のPCX/PCX150を、旧型オーナーであり、バイク雑誌・自動車雑誌のライターでも筆者が気に入ったところ、気づいたところを思いのままに書いてみようと思います。
REPORT●阿部哲也(ABE Tetsuya) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)/阿部哲也(ABE Tetsuya)
ホンダPCX150……373,680円
ホンダPCX150〈ABS〉……395,280円
いや〜、今年4月の新型PCX(KF30)のデビューは衝撃的でしたね。僕は2代目PCX150(KF18)に乗っていましたが、デザイン、走り、そして機能性が向上した新型には、少し嫉妬を覚えてしまったほどです。2代目PCX150は、取材にもツーリングにも使用し、購入後1年で走行距離は1万km。リヤボックスを取り付けて利便性を上げたり、駆動系チューン(プーリー交換)をして走行性能を上げたりとそれなりにカスタムし、愛着も湧いていました。しかし、どうしても新型PCX150が気なってしまい、2代目には申し訳ないけれど、これを機会に新型に乗り換えました。
現在は購入後約1ヶ月が経ち、走行距離は約500km。まだまだ慣らし運転の途中なので、今回は装備面の使い勝手を中心にインプレッションします。
PC+一眼レフ+雨カッパも余裕の収納力
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「駐輪場が暗い」にキーレスエントリーが便利!
じつは海外仕様のPCXでは、2代目モデルからすでに採用されていたHonda SMART Keyシステム(いわゆるキーレスエントリー)ですが、国内モデルでの採用は今回の新型が初。憧れの機能がようやく手に入って、私としてはかなり大満足です!
キーシリンダーに毎回鍵を差し込む煩わしさがないことももちろんですが、私のマンションの駐輪場事情も深く関係しており……。駐輪場が真っ暗すぎて、今まで鍵の抜き差しが大変でした。2代目のキーシリンダー周りがいつの間にかズタズタだったのは、いつも見ていて心苦しくかったけれど、この新型はキー操作なしでイグニッションをオンにできるので、その心配は無用になりました。
また、納車時にイグニッションキーが2個渡されるので、万一の紛失時に、慌ててメーカーに注文! 手元に届くまでやきもき……なんてこともありません。
トップケースの導入が簡単