ZFは26日、モービルアイと共同開発した最新の車載カメラ「S-Cam4」製品群を2018年中に発表する計画であると発表した。
ZFは、モービルアイ社との協力関係を通して革新的な車載カメラ技術を大手自動車メーカーに提供している。この結果、自動車向けカメラビジネスはZFの歴史の中で例のない成長を遂げた。
ZFのS-Cam4カメラ製品ラインナップには、シングルレンズの単眼カメラが用意されている。これは、ユーロNCAPなど安全テストの新基準に対応し、歩行者や自転車を認識して緊急自動ブレーキが作動できるよう設計されている。また、3つのレンズを備えるTriCam4は長距離認識用の望遠レンズと広い視野を持つ広角レンズが追加され、先進の部分自動運転機能に対応する。
ZFで先進運転支援(ADAS)部門を統括するアイネ・デナリ上席副社長は以下の様に述べている。「ZFとモービルアイが力を合わせて開発するカメラは、ドライバーや社会に大きな貢献ができます。自動運転に向けた進化をサポートしながら、事故防止にもつながる世界最先端のカメラ技術を常に提供できる事を嬉しく思います」
モービルアイ社でAdvanced Development &Strategy(先進開発&戦略)を担当するErez Dagan上席副社長は、以下の様に付け加えている。「このプロジェクトは、モービルアイにとってADASに関する長年のパートナーであるZFとのさらに新たな一歩です。新しい製品は、現状で最も厳しい安全基準に対応すると同時に、消費者のみなさまには価値のある半自動運転機能を提供します」