■ P5-VPS[P5-VP RS]
シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1496cc
内径×行程 74.5mm×85.8mm
圧縮比 13.0
最高出力 82kW/6000rpm [96kW/7000rpm]
最大トルク 144Nm/3500rpm [150Nm/4800rpm]
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In-Ex/×
スカイアクティブGの小排気量版として登場したのがG1.5である。従来のMZR1.5がスクエアプロファイルだったのに対し、ボア/ストローク比を1.15とした。
G1.5固有の特徴が排気脈動を活用した専用の排気システム。触媒とメインマフラーの間にプリサイレンサーを設けていて、これは消音機能よりもむし
ろ、排気の反転波を生み出す装置としての役割のほうが大きい。アクセラに搭載される国内仕様ではレギュラーガソリン対応のため圧縮比は13.0としたものの、非常に高いこの数字はほかのスカイアクティブ同様、直噴(筒内冷却)とミラーサイクル(高膨張比サイクル)、そして4-2-1排管(排出ガスの掃気促進)によって成し遂げられた。ミラーサイクルのためのVVTには上位機種と同じく電動式を採用。
2015年にはロードスター用の縦置きユニットであるP5-VP[RS]も登場。鍛造クランクシャフトや軽量フライホイール、作用角を広げた専用設計の排気カムシャフト、30mmほど短縮されたインテークマニフォールドなどの採用によって、スポーツカーにふさわしいレスポンスを得ている。