2018年末に開催される世界初の量産EVワンメイクレースシリーズ「Jaguar I-PACE eTROPHY」のレースカーが初披露された。
PHOTO◎Jaguar Land Rover Limited
2018年末に開幕する世界初の市販車ベースの電気自動車ワインメイクレースシリーズ「Jaguar I-PACE eTROPHY」のレースカーが初公開された。I-PACEレースカーはジャガー・ランドローバーのビスポーク部門SVO(スペシャルビークルオペレーションズ)がエンジニアと製造を担当している。
披露の場となったのはフォーミュラE選手権・第9戦ベルリン・グランプリのコースである、テンペルホーフ空港跡地のサーキット。ステアリングを握ったのはフォーミュラE選手権の創立者でCEOのアレハンドロ・アガグ氏で、華麗なデモンストレーション走行をみせてくれた。
アガグ氏は「I-PACE eTROPHYのレースカーは大変素晴らしい乗り心地でした。見た目はプロダクション・モデルですが、パフォーマンスはレーシングカーそのものです」とクルマのポテンシャルを絶賛。
またジャガー・レーシングのチェアマンであるガード・マウザー氏は「SVOチームがこれまで尽力してきた成果をお見せすることができ、ジャガー・レーシングにとってもエキサイティングな1日となりました。フォーミュラEを通じて学んできたことや知識は、すでに将来のロードカー開発に反映させており、I-PACE eTROPHYも同様に、研究開発をより加速させるものになると確信しています」と力強いコメントを残している。
2018年末から開幕するJaguar I-PACE eTROPHYは、最大20台のI-PACEレースカーがエントリーし、香港やローマ、パリ、ニューヨークなどの大都市の中心地を舞台にレースが繰り広げられる予定。今から楽しみだ!