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中国のバイクはEVが大浸透、これ当たり前!


EVに対する抵抗感が中国で少ないのは、実はバイクの浸透はかなり早かったため。今や趣味のバイク以外はほとんどEVというのが中国事情。しかしその実態は、それはそれはびっくりなのだ。

中国でのバイク人気も高いのだが、現在、音もなく走るバイクが主流。型の古いバイクや荷台を持つ3輪車ももはや改造してEV化が進んでいる。とにかくトータルの走行距離がそれほど長くない日常の移動では、全く問題ないらしい。しかし、その充電はどのように行なわれるのだろう、という疑問が生まれるはず。




充電ステーションがあるのか、あるいは民家やアパートに備え付けの施設が作られているのだろうか? といえばそんなことは決してない。




ならばどのように? と思うが、その答えは簡単だった。

音もなく近寄ってくる電気バイク。もはやエンジンを載せたバイクは古い!?

「店で充電用の長いコードを売ってるから、それを買ってきて充電するんだよ」 と電動バイクに乗っていたおじさんが教えてくれた。長い電源コードによって、アパートの3階からでも下に置いた電動バイクに充電してしまうらしい。




なんでそんな危険なこと、と思うかもしれないがそれは日本人の考え方。


 安全が担保できるインフラがなければ、電動バイクは供給できないと考えるのは日本企業。それを横目に中国のバイク産業は、どんどん電動化を進める。




そんななかで中国のお客さんは、ある一定の評価を日本製品に持つようになってしまっている。


「日本製品は古い。なぜEVがないのか」と。




これはいろいろな技術に対しても思われていることで、規制のゆるい中国ではできても、企業としての安全意識を製品基準に織り込む日本にとっては、今のままではできないことが多いのだ。そのため、どんどん日本製品は「古い、保守的」という評価を得るようになってきてしまっているというのも現状らしい。

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