ディーラーやカー用品店、整備工場、鈑金塗装工場、ディテーリングショップなどが取り扱う部品・ツール・サービス類の展示会「第16回国際オートアフターマーケットEXPO2018」が3月14日より16日までの3日間、東京・お台場の東京ビッグサイトで開催されている。その中から、大手部品・材料メーカーのアフターマーケットにおける取り組みや、一般ユーザーがクルマのメンテナンスを受ける際に役立つアイテムをピックアップする。
アイシン精機といえば、トランスミッションをはじめ様々な部品を、トヨタなどの自動車メーカーに直接納入している会社……というイメージが強く、アフターマーケットとは無縁のように思う人も少なくないと思われるが、実際はさにあらず。
OE部品に直結するAT/CVTフルードやクラッチ、ウォーターポンプ、モニター用カメラのみならず、その開発・製造で培ったノウハウを活かし、ドアのストライカー部分の隙にスペーサーを入れ、隙間を埋めることでステアリング操作時の車両の応答遅れを低減する「ドアスタビライザー」や、スチレン系可塑性エラストマーとパラフィン系鉱物油を原材料とする樹脂弾性体「ファインレボ」を用いたマットやクッション、そして寝具「ASLEEP」シリーズなども製造・販売している。
今回のIAAEには、ATF「AFW+」とCVTフルード「CFEx」、「ドアスタビライザー」、シートクッション「ファインレボコンフォートクッション」のほか、ワイド・トップ・標準の画面表示モードを備える「マルチビューカメラ」、ハイブリッド車用のみならず通常の国産・欧州車用も幅広くラインアップするウォーターポンプなどを展示。
「ドアスタビライザー」はトヨタ86用パーツとしてTRDから発売されたのが最初だが、アイシンブランドのものは86をはじめトヨタ各車のみならず現行スズキ・ジムニーにも装着可能とされているので、トヨタ車とジムニーのオーナーは要チェックだ。