ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(グッドイヤー)は、2018年のジュネーブ国際モーターショーにおいて、最新のコンセプトタイヤを発表した。このコンセプトは、よりクリーンで、より便利に、より安全に、より持続性のある都市型モビリティを実現する先見的なソリューションとして、モビリティ社会の未来をもたらす。
「オキシジェン」と名づけられたこのコンセプトは、サイドウォール内で苔を生息させるという特徴を持ったユニークな構造。この開放的なタイヤの構造と洗練されたトレッドデザインは、路面から水滴や水分を吸収して循環させるため、光合成が起こり、空気中に酸素を放出する。
世界保健機関(WHO)によると、現在、大気汚染を測定している都市地域に住む人々の80%以上がWHOの制限を超える水準のレベルの大気にさらされている。「2050年までに世界の人口の3分の2以上が都市地域に住むことが予想されているため、都市環境における交通ネットワークの需要は大幅に増加するでしょう。よりスマートでより環境に優しいインフラと交通手段は、都市型モビリティと都市開発の最重要課題に取り組む上で極めて重要です 」とグッドイヤーEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)の社長、クリス・デラニー(Chris Delaney)氏は述べている。
グッドイヤーの「オキシジェン」コンセプトは循環型社会の原則に触発され、材料の廃棄物、排出物、エネルギー損失を減らすことに重点を置きながら下記のソリューションを特徴として、未来の都市景観にシームレスに統合されるように考案されている。