イタリアの名門カロッツェリア・ピニンファリーナは、3月6日より開催されるジュネーブモーターショーの同社ブース内において、香港のハイブリッド・キネティック・グループ(HK)と共同開発した、新たなコンセプトカー「ピニンファリーナHK GT」を公開する。それに先立ち、ティザーフォトを公開した。
「ピニンファリーナHK GT」は、2017年のジュネーブショーで公開された、高級セダン「H600」、同年の上海モーターショーで公開された5人乗りSUV「K550」および7人乗りSUV「K750」に続く、4台目のコンセプトカー。
「GT」はその名の通り、イタリア製グランツーリスモの伝統を備えつつ、HKのブランドイメージに沿った先進性を兼ね備える、グラマラスかつシャープな内外装デザインを構築。その中に、HK製のバッテリー、電動モーター、電動コントローラー、レンジエクステンダー(マイクロタービン発電機か?)を搭載する。
現時点で3点が公開されているティザーフォトからは、前後一体のガルウィングドアとBピラーレスボディ、左右セパレート式の後席を採用。高級GTに求められる流麗かつ低重心なスタイルと快適な後席の居住性・乗降性、そして最先端の電動パワートレインによる高い動力性能と静粛性を兼ね備えていることがうかがえる。