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AZAPAと金沢大学・機械機能設計研究室は、自動運転のLEVEL3以降で必要となる「精密な車両運動制御」について、タイヤのグリップ力(摩擦力)をリアルタイムで把握できるインテリジェンス・タイヤ(路面μ測定タイヤ)と測定システムの共同開発を行い、 自動運転での実証実験での利用を開始した。
AZAPAは、国内自動車メーカー及びサプライヤーに向けて、独自のソリューションを展開、新たな機能システムや制御理論に関する研究・開発を提供しており、2017年9月より、秋田県仙北市にて自動運転の実証検証を開始しています。
実証実験では、道路環境のロバスト耐性についても技術的課題として焦点を当てており、今回開発したインテリジェンス・タイヤを導入し、製品化を進めている。
インテリジェンス・タイヤは、金沢大学・立矢教授らの長年の研究による”タイヤ回転時の側面変形”と”タイヤに作用する鉛直荷重、摩擦力”との相関関係より解明した路面μ値(摩擦係数)の測定技術を基盤としている。同技術では、タイヤ側面の数箇所のひずみが、路面との間に働く鉛直荷重、摩擦力の大きさ、方向との間に高い相関があることを見出し、これまでのタイヤスリップを模擬した実験では、μ値を0.2~1.0程度の範囲において、約0.2の分解能で測定し得ることを確認している。
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AZAPAは、インテリジェンス・タイヤによる高い精度の車両運動制御を実現すると共に、タイヤの路面μ値をIoTプラットフォームに集積することで道路のレイティングすることも期待しており、安全な自動運転の環境構築の実現を目指す。