株式会社ホンダ・レーシング(HRC)が、FIM※1ロードレース世界選手権(MotoGP)の最高峰(MotoGP)クラスに、ワークスチーム※2「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」から参戦しているマルク・マルケス選手(25歳、スペイン出身)と、2019年からの2年間の契約更新に合意したことを発表した。
マルケス選手は、ロードレース世界選手権において、2010年に125ccクラスでチャンピオンを獲得後、2011年にMoto2クラスにステップアップを果たし、翌年にチャンピオンを獲得。
2013年にはMotoGPクラスに昇格し、レプソル・ホンダ・チームから参戦したデビューイヤーにチャンピオンを獲得して史上最年少記録を更新。その後、2017年には史上最年少で最高峰クラスにおける通算4度目のチャンピオンとなる快挙も成し遂げている。
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 ワークスチームとは、マシンを製造しているメーカーが運営しているチーム。 Hondaでは株式会社ホンダ・レーシング(HRC)が運営するチーム
【マルク・マルケス選手のコメント】
「引き続きHondaワークスチームでMotoGPクラスを走ることができるということに胸が躍っています。Hondaファミリーの一員となって走ることは自分にとって大きな誇りであり、常にチャレンジできる環境を全力で整えてくれるチームとHondaに感謝しています。そして、温かくサポートをして下さっている全ての皆さまにもお礼を申し上げます。これまでの2回のテストも好調に進み、今回の契約更新で、よりいっそう新シーズンのレースに集中できます。これからも走る喜びを感じ、皆さまと共有しながら、頂点を目指して力を尽くしていきます。ありがとう!」
【株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 野村欣滋のコメント】
「マルク・マルケス選手を引き続きワークスチームのライダーとして迎えられることを大変うれしく思っています。マルケス選手は常に自らの限界へのチャレンジを続けて成長し、我々ホンダに数多くのタイトルをもたらしてくれました。これまで築き上げてきた信頼関係と、お互いのレースに対する思いが一致したことから、この早いタイミングでの契約更新の発表となりました。今週、カタールで行われる最終テストと、2018年シーズンの開幕戦に向け、ライダーが集中できる環境を提供し、幸先の良いスタートが切れると確信しています。これからも、MotoGPの未来を担っていくマルケス選手とともに、HRCもチャレンジを続けていきますので、レプソル・ホンダ・チームへの応援をよろしくお願いします」
■マルク・マルケス選手の主な戦績
<MotoGPクラス>
・チャンピオン獲得:4回(2013年、2014年、2016年、2017年)
・参戦数:90回
・表彰台登壇回数:63回(優勝:35回、2位:19回、3位:9回)
・ポールポジション回数:45回
・最速ラップ獲得数:37回
<Moto2クラス>
・チャンピオン獲得:1回(2012年)
・参戦数:32回
・表彰台登壇回数:25回(優勝:16回、2位:6回、3位:3回)
・ポールポジション回数:14回
・最速ラップ獲得数:7回
<125ccクラス(現Moto3クラス)>
・チャンピオン獲得:1回(2010年)
・参戦数:46回
・表彰台登壇回数:14回(優勝:10回、3位:4回)
・ポールポジション回数:14回
・最速ラップ獲得数:9回