2月23日に発売が決定したクロスカブ50/110だが、発売前ながらも110ccモデルに試乗する機会を得た。試乗した印象は、大雑把にいうならスーパーカブ110と同じ。ただじっくりと乗り比べるとキャラクターにいくつかの違いを感じ取れた。(REPORT:近田 茂 PHOTO:山田俊輔)
新型クロスカブ110、試乗レポート第2弾はこちら!最新クロスカブ110 に一番乗り! 昨年10月にフルモデルチェンジされたホンダのスーパーカブ。50と 110。そして配達業務向けにリリースされた積載性に優れるカブプロも一緒に11月10日新発売。やはり日本生産となったことに加えて、デザインも一新した影響も大きいのでしょうか、市場では想像以上にカブ人気再燃。中でも2017年の東京モーターショーに参考出展されていた新デザインのクロスカブに対するラブコールも大きく膨れ上がっていた。
何しろ見るからに遊び心満載のデザインがオシャレで可愛らしい。そんな待望のモデルが昨日(2月5日)ついに正式なリリースが発表された。2月23日から年間5200台の販売計画で新発売されるのである。ちなみにクロスカブ50はスーパーカブ50より6万円程高い29万1600円。クロスカブ110 は33万4800円也。
さてそのルーツは1964年デビューの90トレイルCT200 に行き着くが、良く知られているのは1980年以降世界各国で販売されてきたハンターカブである。クロスカブはその血統を受け継ぐ最新モデルだ。搭載エンジンはスーパーカブ50/110それぞれと基本的に同じ。水平に伸びたダウンタイプのマフラーも同様だがスリットを開けたマフラーのヒートガードはハンターカブのそれを彷彿とさせた(ハンターカブはアップマフラーではあるが)。
また何よりもレッグシールドを廃し、アンダーボーンフレームをシッカリと骨太なイメージに見せたカバーリングデザインが個性的。フレームマウントされたLED ヘッドランプ周囲のキャリアとガードや持ち手を兼ねる細いパイプワークも、機能的部分とヘビーデューティなイメージが強調されて明るいカラーバリエーションも含めてなかなか魅力的だ。