Hondaは、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟しているガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取が推進する芝生生産事業「Shibafull(しばふる)」プロジェクト1のプロジェクトパートナーとして、Hondaのロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)HRM520」を活用し、より良い芝生環境の整備・拡大に向けた協力を決定した。
Shibafullプロジェクトとは、Jリーグのプロサッカーチームであるガイナーレ鳥取が推進する地域課題解決型プロジェクト。ガイナーレ鳥取がプロジェクトパートナー、自治体と連携・協力し、芝生の生産、管理、販売を推進。“芝生のみどりで、住む人、来る人みんなを笑顔で満たす街づくり”をキーワードに、プロサッカークラブの運営で培った芝生の生産ノウハウや地域特徴を活かし、地域課題(耕作放棄地)の解決、地域活性化につながることを期待している。更に本プロジェクトをきっかけに、日本の芝生文化の醸成に貢献できればと考えたプロジェクトだ。
鳥取県は、その土壌や地形の性質が芝生の栽培に適していることから、芝生の生産が盛んであり、日本全国第2位の作付面積、出荷数量(農林水産省 平成27年花木等生産状況調査より)を誇る。ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取は、サッカースタジアムにおける芝生の生産、管理を通じて得た経験を活かし、Shibafullプロジェクトを立ち上げ、人口減少や高齢化で拡大する耕作放棄地を芝生の生産に再利用。芝生普及への取り組みを積極的に進めている。
Hondaは1960年代より歩行用芝刈機の販売を開始。2017年6月には、Hondaとして国内初となるロボット芝刈機Miimoの販売を開始するなど、国内の家庭用・業務用芝刈機事業に長年携わってきた。
今回、プロジェクトが提唱する「芝生環境の整備・拡大」という目的が、Honda製品の新たな活用機会の創出にもつながることから協力を決定。良質な芝生と芝生環境が拡大した際に、芝生の維持やメンテナンスに費やす人手やコスト負担を解消する手段として、自動化と24時間稼働可能なロボット芝刈機Miimoの可能性を検証する実証実験を行う。