ついに発売となったルノー「トゥインゴ GT」。ルノー・スポールが手を入れたという走行性能を体感してきました。(PHOTO&REPOET:石川順一)
横Gを感じても車体はべったり
エンジンのスタート方法は今となっては珍しいキーシリンダータイプ。キーを差し込んでひねると車体の後ろから勇ましい音が聞こえてくる。
主に首都高での高速走行を試したが、車体の安定性がとにかく高い。直線でもコーナーでもぴったりと地面に吸い付くような走りが楽しめる。やや横Gを感じるような高速カーブでも思い描いた通りのラインを描いて曲がってくれる。安定性に寄与している横滑り防止装置(ESC)の設定を通常モデルよりも若干リヤを滑らせる設定にしているというが、日常域ではあまり感じられず、むしろ安心感を抱いてしまうほどだ。
ダイレクトなMTと気軽なEDC
■Specifications■
・全長×全幅×全高(mm):3,630×1,660×1,545
・エンジンタイプ:ターボチャージャー付直列3気筒DOHC12バルブ
・総排気量:0.897L
・最高出力(EEC):80kW(109ps*2)/5,750rpm
・最大トルク(EEC):170N・m(17.3kgm*2)/2,000rpm
・トランスミッション:5速MT/6速EDC(エフィシエント デュアル クラッチ)
・使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
・燃料供給装置:電子制御式マルチポイントインジェクション
・エンジン型式:H4B
・タイヤ:前 185/45R17、後 205/40R17
・ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク、後 ドラム
・車両重量:1,010 kg(MT)/1,040kg(EDC)
・乗車定員:4人
・価格:MT 229万円 EDC 239万円