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株式会社ユーグレナは、2018年1月15日(月)より、日本初の取り組みとして横浜市の京浜臨海部におけるバイオ燃料製造実証プラントの建設工事にて、発電機の燃料としてミドリムシ(学名:ユーグレナ)を原料に一部使用したミドリムシ入りバイオジェット燃料を試験的に使用開始する。
ユーグレナは、2012年の東証マザーズ上場以来、2020 年までにバイオジェット燃料を使用した有償フライトを実現することを目標としている。
2012年には、研究目的としてミドリムシを原料に一部使用したASTM規格(世界最大規模の標準化団体であるASTMインターナショナルが策定する規格。 世界的に航空機に使用されるジェット燃料はASTM規格への適合が義務付けられている)準拠のミドリムシ入りバイオジェット燃料「Bio-SPK(Bio-Derived Synthetic Paraffinic Keroseneの略称。 ASTMインターナショナルで規格化されたバイオジェット燃料の種別のひとつ)」を製造した。そして今回、その「Bio-SPK」の研究後の未使用分を、実証プラントの建設工事における発電機の燃料として有効活用することを決定した。
なお、同社は2016年5月に発表したテレビCMにおいて、撮影に使うすべてのエネルギー源をミドリムシ入りバイオディーゼル燃料でまかなう史上初の試みを行った。ミドリムシ入りバイオ燃料をエネルギー源として活用するのは今回で2回目となり、 ミドリムシ入りバイオジェット燃料の使用と建設工事での活用は日本で初めて。
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【バイオ燃料製造実証プラント建設でのミドリムシ入りバイオジェット燃料の使用について】
■使用期間:2018年1月15日~2018年6月ごろ(予定)
■使用量:約6kL
■バイオ燃料製造実証プラントの進捗写真(2017年12月22日現在)