ヴァレオは、今年で5年連続の出展となる2018年のCESで、今日の自動車産業を方向づける電動化、自動運転、デジタルモビリティという3つの革命の中心となる最新のイノベーションの数々を発表する。
今回、ヴァレオは世界初公開のテクノロジーとして、従来の高電圧ソリューションに比べて経済性を20%向上させる新しい低電圧(48V)フルEVデモカーを披露する。 このソリューションは、2人乗りのコンパクトカーなら航続距離100km、最高時速100kmと、都市部での運転に最適。 さらにこの 48VフルEVは、高電圧システムではユーザーの安全確保の観点から必要だった部品やシステムの一部が不要になるため、高電圧フルEVソリューションに比べ、より経済的だ(20%以上)。小型48VフルEVの価格レベルは9000ドル(約101.3万円)程度と、低く抑えることができるとヴァレオは発表している。
個々の乗員の体調や室温に対する感じ方に応じて、いつでも車室内のどこにいる乗員にとっても最適な空調を実現する新たなシステムも出展する。このシステムはドライバーの気分を感知し、疲労度や緊張の状態に応じて、覚醒あるいはリラックス効果のあるフレグランス、イオンを放つ。
ヴァレオが今回のCESで発表するこれらの革新的なソリューションやテクノロジーは、いずれも幅広く対応できる価格レベルでありながら個々人のニーズに対応し、EVや自動運転車、コネクテッドカーの開発に貢献する。