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スズキ:国内生産体制の見直し、ジムニーは果たしてどうなるか


スズキは、2018年以降、二輪車の浜松工場の稼働開始と、四輪車については車種の生産移管に伴い、国内で生産する四輪車・二輪車・船外機の生産体制を見直す。

スズキ株式会社は、2018年以降、二輪車の浜松工場の稼働開始と、四輪車については車種の生産移管に伴い、国内で生産する四輪車・二輪車・船外機の生産体制を見直す。すでに公表しているものも含め、2018年以降の国内生産体制は、以下の通り。




生産体制の見直しに伴い、各工場の従業員については、近隣の工場や事業所への異動により、雇用は確保する。

国内生産体制の見直し概要

(以上、スズキのプレスリリースから)






では、各工場の「現状生産」としている車種には、具体的にどんなものがあるのだろうか。




【湖西工場】敷地119万平米/建物47.2万平米


アルト、スペーシア、ラパン、ワゴンR、ハスラー など




【磐田工場】敷地29.8万平米/建物14.7万平米


ジムニー、ジムニーシエラ、エブリイ、キャリイ など




【豊川工場】敷地13.9万平米/建物7.5万平米


GSX-R1000R ABS、V-Strom 1000XT ABS、レッツ、e-Let's、DF350A、DF300AP など




【相楽工場】敷地197万平米/建物27.1万平米


イグニス、スイフト、ソリオ など




ここに、新設の浜松工場(敷地17.7万平米/建物6.5万平米)が加わる格好だ。








(スズキのプレスリリースより)


スズキ株式会社は、地震・津波対策と国内二輪車生産量の減少により、各所に分散している二輪車事業を浜松市都田地区に集約し、その一環として「豊川工場」の二輪車体組立を移すことを決めた。


現在、スズキの二輪車事業は、設計・開発を行う「二輪技術センター(磐田市竜洋地区)」、エンジン製造を行う「高塚工場(浜松市南区)」、二輪車体組立を行う「豊川工場(愛知県豊川市)」の3か所で分散して行っている。地震・津波対策と、海外での地産地消が進み国内での二輪車生産量が減少する中、「豊川工場」の二輪車体組立も都田地区の「浜松工場」に集約し、設計・開発・実験からエンジン、パワートレイン製造、車体組立までを一貫して行うこととする。


これにより、今後ますます多様化する二輪車の商品開発と生産の効率化に注力していく。


(以上)




ご覧のように、磐田工場で生産されていたジムニーはほかの生産車種同様、フレーム方式である。ところがここを引き上げて2018年上期に湖西工場へ移管、ここはすべてモノコック方式のK型“ハーテクト”プラットフォームあるいは5代目ワゴンR時代のプラットフォーム車のラインアップ。パワートレインはR06A型エンジンの横置き式である。ここに合流するジムニーというのは、現行型フレーム方式のことなのか、それともK型ハーテクトプラットフォームに移行する新型ジムニーということなのか。

東京ショーに出品された「e-SURVIVOR 」は、フレーム構造でEVを検討したら──という試みだった。

ヘビーデューティを売りとするジムニーはフレーム方式+リジッドアクスルであることがひとつの要件ともなっている。次世代型もフレーム方式を継続する──とはインターネット上で騒がれている噂だが、一方でジープ・ラングラーがモノコック方式にスイッチしたように(同日16:43訂正:新型ラングラーはフレーム方式で継続)ジムニーもひょっとすると……という声もちらほら聞こえてくる。




混流生産をものともしないフレキシブルさが日本のモノ作りの強さではあるが、ジムニーの生産台数とそのほかの車種とのバランスを考えれば、もしフレーム方式なら専用ラインあるいは短くないサブラインを設ける必要もありそう。果たして次のジムニーにはどのようなボディ形式が採用されるのだろうか。詳しい発表を待ちたい。

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