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【新春特別企画】レーシング ポルシェの世界 ②「911 GT3 CUP」初試乗!《動画あり》


前回の911 RSRの試乗に続いて、今回は2018年の”ポルシェ カレラカップ ジャパン”にて使用される「911 GT3 CUP」をレポートする。




REPORT◎田中哲也(Tetsuya Tanaka) PHOTO◎PORSCHE AG

【オンボード映像】911 GT3 CUP ☓ 田中哲也

新型カップカーと現行型カップカーの最大の変更点はエンジンが3.8ℓから4ℓに変更されたことだ。それ以外にもボディワークが変更され、空力やクーリング性能が向上した。すでにモービル1スーパーカップやドイツ国内のカレラカップでは今年から走っており、来年日本にも登場するのが楽しみなマシンである。




さっそく2018年モデルを走らせてみるとパワーアップは明らかで、体感できるほど加速もピックアップもすべてレベルは上がっている。しかもパワーが上がって扱いにくさが生まれたかというとまったくそんな印象はなく、単純に“パワフルかつ扱いやすい”という印象のみ感じた。マシンの挙動やバランスに関しては、現行型と大きな差を感じなかったが、もうひとつ違いを指摘するなら、現行マシンを日本で走らせた時より、わずかにステアリングが重かったことだ。これについては日本に来た時に同じ条件でじっくり確かめたいと思う。

それにしてもアナログでシンプルなマシンでレースをするのは楽しい。そういえば走行前のブリーフィングでポルシェのスタッフはこう言っていた。




「カップカーにはABSやトラクションコントロールが装備されていません。ドライバーが繊細なコントロールでスキルを磨き、その状況でレースを行うマシンです。つまりGT3RやRSRと比較して、ドライビングスキルはより必要になるかもしれません」




たしかにカップカーを限界ギリギリで走らせるには、特にブレーキングテクニックが必要だ。これはドライビングスキルを磨くには最高である。ギリギリのブレーキングから、ギリギリのコーナリングを行う。そして繊細なスロットルコントロールでコーナー出口を攻めていく。腕の差もはっきり出るのがいい。




今回の試乗を経てカップカーで腕を磨くのはとても楽しいと改めて痛感した。いずれにせよ新型カップカーは、これまでよりパワーアップを果たしており、秒単位のタイムアップが可能となるだろう。

整然とスイッチが配置されるカップカーの室内は割とシンプル。
フロント6ポット、リヤ4ポットのモノブロックキャリパーにはアンチノックバックスプリングが内蔵される。


【SPECIFICATIONS】


ポルシェ911GT3カップ


■ボディサイズ:全長4564×全幅1980×全高1246mm ホイールベース:2456mm ■乾燥重量:1200kg ■エンジン:水平対向6気筒DOHC 総排気量:3996cc 最高出力:357kW(485ps)/7500rpm 最大トルク:480Nm(48.9kgm)/6250rpm ■トランスミッション:6速シーケンシャルMT ■駆動方式:RWD ■サスペンション形式:前マクファーソンストラット 後マルチリンク ■ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク ■タイヤサイズ(リム幅):前270/65-18(10.5J) 後310/71-18(12J)
PORSCHE 911 GT3 CUP MY18

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